小学校受験に向かない親の特徴は?向く親との違いや対処法をプロが解説!
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、今までの個別面談や願書作成、模擬面接なのど受験サポート経験を踏まえて、小学校受験に向かない親の特徴について解説していきます。
小学校受験を検討している方、受験対策をしているけど思うように進まない方の中には、
「私は小学校受験に向いていないのかな?」
「小学校受験に向いている親とそうでない親の違いは何だろう…」
と疑問に思っている方も多いと思います。
私も、お子さんへの指導はもちろん、個別面談や願書作成、模擬面接などの受験サポートを通してさまざまな親御さんと関わってきました。
そのような経験から、確かに小学校受験に向いていない親御さんに共通して見られやすい特徴があります。
ですが、だからといってご縁をいただけないわけではありません。
実際、家庭学習の方法を工夫したり、外部のサービスを上手に活用したりしたりすることでご縁をいただいた方もたくさんいらっしゃいます。
そのようなケースを踏まえたうえで、この記事では以下の内容について、丁寧に解説しています。
小学校受験に向かない親の特徴
小学校受験に向かない親と向く親の違い
小学校受験に向かない親の必勝方法
ご自身が小学校受験に向いていないと不安に思っている方、受験対策がうまくいっていない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
このページは、20,000字超とボリューミーな内容になっているので、何度も読みか焦るように必ずブックマークをしておきましょう!
個別面談や願書・面接対策などの受験サポートをしていると、小学校受験に向いていない親御さんには共通して見られる特徴があります。
細かい点まで挙げようとするとキリがありません…。
そこで以下では、小学校受験に向いていない親御さんに特に共通して見られやすい特徴を5つに絞って、詳しく解説します。
ご自身にいくつ当てはまるか確認しながら、読み進めてくださいね!
規範意識が低い親御さんは、小学校受験に向いていません。
規範意識とは、「道徳、倫理、法律等の社会のルールを(主体的に)守ろうとする意識のこと」を言います。
小学校受験では、さまざまな場面で常識やルールが求められます。
例えば、説明会や試験当日は、基本的に公共交通機関での来校を求められます。
それにも関わらず、自家用車などで来校して、その場面を先生や学校関係者に見られてしまったら、「ルールを守れない保護者」というレッテルを貼られてご縁をいただけなくなってしまいます。
また、小学校受験の面接では、「子どもに公共のマナーをどのように教えていますか」というような質問をされることも多々あります。
このような質問を通して、学校側は、
「日頃からお子さんに公共のマナーを教えているか」
「それ以前に、親御さんがマナーに対してどのような意識を持っているか」
などをチェックしています。
その他にも、小学校受験をするうえでさまざまなマナーやルールが存在し、ご縁をいただくためにはそれらをきちんと守る必要があります。
また、少し話は逸れますが、小学校受験は、嫉妬や妬みがうずまく世界でもあります。
特に、受験直前期や合格発表後は「○◯くんもA校を受けるらしいわよ」「△△ちゃんはB校に受かったらしいわよ、どうしてだろうね〜」など、保護者同士の間で噂が絶えません。
ですが、このような嫉妬や噂は品位に欠ける行為ですし、非倫理的でもあります。
また、ご縁をいただく親御さんは、穏やかで、人柄が良いケースが圧倒的に多いです。
それを踏まえると、モラルのない親御さんも小学校受験には向いていないと言えるでしょう。
小学校受験でご縁をいただきたいのであれば、基本的な常識やマナーを身につけること、そして、規範意識を高めることが必要不可欠です。
生活習慣がだらしない親御さんも小学校受験には向いていません。
なぜなら、小学校受験では、規則正しい生活習慣もさまざまな場面で求められるからです。
具体的にどんな場面で必要なのか説明していきますね。
1つ目は、受験対策です。
小学校受験の試験は、ペーパー以外に、絵画や制作、運動、行動観察などさまざまなテストが出されます。
そして、限られた時間の中で、これらをバランスよく対策するためには、まず朝を活用することが必須条件になります。
そのためには、前日の夜にしっかりと睡眠をとり、朝早く起きる必要があります。
実際、小学校受験するご家庭の多くは、このような規則正しい生活を送って、朝の時間を運動やペーパーの対策に充てています。
また、学習内容の定着という点でも、睡眠をしっかりとること、そして、決まった時間に就寝・起床することが重要なため、規則正しい生活習慣が必須になります。
膨大な範囲を対策しなければならない小学校受験において、生活習慣がだらしないのは致命的になってしまうのです。
2つ目は、小学校受験の面接です。
小学校受験の面接で親が聞かれやすい質問のひとつに「食育」があります。
具体的には、
「子どもと一緒に朝食や夕食をとっていますか」
「食事(お弁当)を作るうえでどんなことを大切にされていますか」
「お子さんが嫌いな食べ物を食べられるようどのような工夫をしていますか」
というような質問をされることが多いです。
また、絵画テストで「お母さんが作ってくれる料理の中で一番好きなもの絵に描いてください」というような課題が出されることもあります。
このような食育に関する質問や課題に対応するためには、普段から生活習慣を整えておくことが大切です。
逆に、生活習慣が乱れていると、このような質問や課題にも親子ともに上手に対応できないケースが多いです。
試験直前に面接対策として、生活習慣を整えようとしたり、食育を意識したりなど、その場しのぎの対策をしても意味がありません。
そのため、受験するのであれば今日から生活習慣を見直すことが大切です。
時間管理やスケジュール管理が苦手な親御さんも小学校受験には向いていません。
先ほどもお伝えしたように、小学校受験の試験はさまざまな分野から出題されるため、広範囲にわたって対策しなければなりません。
そのため、幼児教室に通ったとしても家庭学習は必須です。
家庭学習を効率的に進めるためには、毎日の時間管理やスケジュール管理が重要になります。
特に、共働きで受験に挑戦される方は、ご夫婦で協力することが必要不可欠です。
また、小学校受験は「事務手続きや準備の面」でもいろいろと大変です。
小学校受験で親御さんがやらなければならないことをざっと以下にまとめてみます。
・学校選び
・説明会や見学会、個別相談の事前予約
・説明会や見学会への参加
・受験服や各グッズの用意
・願書の作成
・願書に必要は写真の撮影
・面接対策
・受験当日に必要な持ち物準備
受験対策をしながら、同時にこれらのこともやっていかなければなりません。
まず受験する方にとっての一大イベントが「学校説明会や見学会」です。
気になる学校が複数ある場合、説明会や見学会が被ることも多いため、ご夫婦で分担されるご家庭も多いです。
また、共働きで日程の都合がつかない方は、親戚や代行業者に頼んで説明会に代わりに参加してもらう方もいます。
そして、説明会に参加して志望校を決めたら、次にやらなければならないのが「願書作成」です。
小学校受験で親御さんが一番頭を悩ませるといっても過言ではないのが「願書作成」です。
これに関しては、4月〜7月の段階で下書きを作成できているのが理想です。
そして願書作成ができたら、面接対策をする必要があります。
(親子面接や保護者面接がある学校を受験する場合に限ります。)
面接対策も得意不得意が分かれやすく、特にお父様の対策に時間がかかることが多いです。
ここまでお伝えしてきたように、小学校受験を乗り切るためにはやらなければならないことがたくさんあります。
そのため、時間管理やスケジュール管理をして計画的に受験対策を進められるかどうかがかなり重要になります。
時間管理やスケジュール管理が苦手な場合は、受験まで一緒に伴走してくれる信頼できる先生を1人でもよいので見つけておくことが大切です。
「自分の時間は確保したい」という方も小学校受験にはあまり向いていません。
繰り返しになりますが、小学校受験の対策や準備は予想以上に大変です。
また、いくら前もって計画を立てても、その通りに進むことはまずありません。
これは経験からいえます。
私は、自分が運営しているオンラインコミュニティや個別面談、願書作成、模擬面接などを通して多くの親御さんと関わらせていただいてきました。
そして、みなさんそれぞれいろいろな事情を抱えていらっしゃいます。
例えば、下の子を妊娠されている方、下のお子さんが生まれたばかりの方、シングルマザーの方など、さまざまです。
そのような方々の受験サポートをしていると、イレギュラーなことがたくさん起きます。
予想より早い出産を迎えたり、下のお子さんや親御さん自身が緊急入院された方もいらっしゃいました。
このように、予期せぬことがどうしても起きてしまいます。
でも、最後まで受験をやり切る親御さんは、そのようなことが起きても、自分の持てる時間や労力をすべて子どものために使います。
その「覚悟」こそが、受験を乗り切るために一番必要なものであると私自身確信しております。
そのため、「受験はしたいけど、自分の時間はしっかり確保したい」「自分のプライベートも大事にしたい」という方は、受験には向いていないと個人的には思います。
受験を決めたら、本番を迎えるまでは、自分の時間を犠牲にして子どものことにすべて充てるという強い信念が必要だと思います。
子どもとの会話やコミュニケーションが苦手な親御さんも受験には向いていません。
小学校受験を最後までやり切るために、「親子二人三脚」で頑張っていかなければなりません。
ですが、お子さんは幼児期ということもあって、「勉強する意味」を理解できず、受験対策へのモチベーションが上がらないことも多々あります。
そういったとき、いかに子どもをやる気にさせるか、「勉強が楽しい」と思わせられるかは、親御さんのコミュニケーション能力にかかっています。
ですが、親御さんの中には、子どもの気持ちや言動をあまり理解できなかったり、自分の言うことを無理やり聞かせようとする方も多いです。
ちなみに、自分の気持ちばかり押し付けてしまう人は、必要以上に厳しく叱ったり、知らず知らずのうちに子どもを精神的にも身体的にも追い詰めていたりすることが多いです。
また、このような状況に陥ってしまうと、受験対策どころか、子どもの発達に悪影響を及ぼし、今後の人生に支障をきたしてしまう可能性もあります。
そのため、子どもとのコミュニケーションがあまり上手に取れない方は、受験対策をすることで親子関係が悪化してしまう意味であまり向いていないかもしれません。
「子どもとのコミュニケーションは苦手だけど、受験はしたい」という方は、親向けのコーチングができる先生のサポートを受けることも大切です。
そうすることで、子どもの心理や子どもとの関わり方を学びながら受験対策を進めることができるので、一石二鳥になります。
小学校受験に向く親の特徴
ここまで、小学校受験に向かない親御さんの特徴をご紹介してきました。
また、このページを読んでくださっている方の中には、
「小学校受験に向いていない親と向いている親の違いを知りたい」
「小学校受験でご縁をいただく親御さんの共通点を知りたい」
という方もいらっしゃると思います。
受験サポートを通じて保護者の方と関わっていると、小学校受験に向いている親御さんにもよく見られる特徴があります。
また、それらの特徴は、ご縁をいただく親御さんにも共通して見られやすいです。
そこで以下では、小学校受験に向いている親の5つの特徴をご紹介しますね!
メリハリをつけられる親御さんは受験に向いています。
このページを読んでくださっている方の中には、お子さんの気分やモチベーションに左右されてしまって、思うように家庭学習が進まないという親御さんも多いと思います。
ですが、小学校受験でご縁をいただく親御さんは、メリハリをつけることが上手なので、子どもの不安定な感情に左右されず、毎日安定して一定時間の学習をすることができます。
そのため、結果的に学力などもついていきやすいです。
また、メリハリが上手な親御さんは、具体的に次のような工夫をして、お子さんのモチベーションを保ったり、高めたりしています、
勉強のメニューを臨機応変に変える
勉強の場所を変える
オンオフの時間をしっかりと決める
シール帳などを使って学習の達成を視覚化する
幼児期のお子さんは精神的にまだまだ未熟なので、感情も不安定になりやすいです。
だからこそ、親御さんが子どもの気分やモチベーションに左右されないで、いかにコントロールできるかが、ご縁をいただくためには重要なのです。
「勉強するときはする、遊ぶときは遊ぶ!」といった感じで、オンオフの切り替えができる親子は受験に強いです。
子どもに考えさせる声かけが得意な親御さんも小学校受験に向いています。
小学校受験のペーパーテストでは、膨大な範囲から問題が出題されます。
また、同じ単元からの問題でも、さまざまな種類があります。
そのため、大人からみると同じような問題でも、初見だったり、設問の内容が少し異なったりすると、まったく解けなくなってしまうお子さんは多いです。
実際、年長の春ごろになると、「初見の問題が解けない」というご相談がよく寄せられます。
これを解決するためには、とにかく思考力を磨き上げるしかありません。
そのためには、問題を解く時に、積極的に具体物を使ったり、子ども自身に考えさせる声かけをしたりすることが大事になります。
また、「時間がないから」「理解が遅いから」という理由で、お子さんが考える前に先回りして説明したり、答えを言ってしまったりすると、考える力が身につくどころか、自信を失わせてしまうことにもなります。
それに、このような親御さんは受験への焦りから、基礎ができていないのに、応用問題や発展問題に取り組ませようとしてしまうことも多いです。
年長の春までは、とにかく基礎をしっかりと固めつつ、思考力を磨く時期です。
そのため、この時期まで、具体物を使って丁寧に教えたり、時間をかけて子どもに考えさせたりすることも、ご縁をいただくためには大切です。
普段の何気ない会話の中で「これはどうしてこうなるんだと思う?」「どうしてそう思うの?」といったような声かけして、子どもに考えさせる機会を作れる親御さんも受験に向いています。
小学校受験に向いている親御さんは、子どもに厳しすぎず、叱り方も上手です。
受験対策で一度も叱らないでご縁をいただいたというご家庭は、ほとんどありません。
先ほどもお伝えしたように、幼児期のお子さんは、やる気にむらがあるため、家庭学習の際に、集中して取り組まなかったり、わざと手を抜いたりなどすることがあります。
そのため、メリハリをつけるためにも、必要な時はしっかりと注意することが大切です。
ですが、やみくもに怒ったり、ダラダラと長く叱ってしまう親御さんは、結局子どもに言いたいことが伝わりきらないまま叱り終わるケースが多いです。
一方で、受験でご縁をいただく親御さんは、言いたいことが伝わるように、次のようなポイントを意識して、無駄なく叱っています。
短く叱る
感情的に叱らない
叱る前に理由を聞いて共感する
叱った後は褒める
人格を否定するような叱り方はしない
叱るポイントを決めている
結果に対して責めない
受験対策をしていると、叱る回数がどうしても増えてしまうことが多いです。
そのため、間違った叱り方を続けてしまうと、反発を強めたり、自己肯定感を下げたりなど、悪影響を及ぼすことにもつながります。
ですので、学習の成果を上げるためにも、先ほどご紹介したポイントを踏まえて、今一度叱り方を見直してみることが大切です。
受験本番が近づくにつれて、子どもに対して厳しくなりすぎる親御さんが多いです。
ただ、そのような雰囲気で勉強しても萎縮させてしまうだけなので、気をつけるようにしましょう。
子どもの気分を上げるのが上手な親御さんも小学校受験に向いています。
実際、小学校受験でご縁をいただく親御さんは、子どもの気分を上げて受験対策や家庭学習に取り組ませることができます。
また、このような親御さんは、普段から明るくてポジティブな性格だったり、穏やかであることが多いです。
さらに、子どもがやる気をアップさせたり、楽しく取り組めるように、次のような工夫をされています。
褒めるときにスキンシップを大事にしている
(頭を撫でたり、ハイタッチをしたりなど)
うまくできないときこそ明るく励ます
子どもの努力をまずは褒める
(正解できたかではなく、挑戦したことを褒めるなど)
家庭学習の中にちょっとしたゲームや遊びを取り入れる
教えるという目線より、一緒に取り組む姿勢を示す
ネガティブな態度や言葉かけが多いと、子どものやる気も、自己肯定感も下がってしまいます。
逆に、親御さん自身がポジティブだと、子どももそれに呼応して、自発的に取り組んだり、失敗しても何度でもチャレンジできたりするようになります。
その結果、今までできなかったことがどんどんできるようになって、自信もついてきます。
受験が迫ってくると、焦りや不安から、ダメだとわかっていても厳しく当たってしまったり、ネガティブな言葉かけをしてしまうことが増えると思います。
ですが、親御さんがネガティブになると、お子さんもそれに巻き込まれてしまいます。
そのため、うまくいかないときこそ、明るく、ポジティブに接することが、ご縁をいただくためには大切です。
やる気が高まるツボはお子さんによっても違います。
そのため、いろいろな方法を試しながら、早めにお子さんの「やる気スイッチ」を見つけておくことが大切です!
受験に必要な手続きや準備を計画的に進められる親御さんも受験には向いています。
小学校受験でご縁をいただくためには、お子さんと親御さんがそれぞれの役割を全うすることが大切です。
お子さんの役割は、言うまでもなく、思考力や運動能力、巧緻性、コミュニケーション能力など、試験で必要な力を、合格できるレベルにまで高めることです。
一方で、親御さんは、お子さんの受験対策以外も、さまざまな手続きやその準備を計画的に進めていかなければなりません。
その中でも特に重要になるのが「願書作成」と「面接対策」です。
また、この2つに取り組む上で最初にやるべきことが「学校分析」です。
特に、願書作成では、文章を書き始める前に、学校分析をきちんとできているかで差がつきます。
実際、私の願書作成・添削講座をご利用してくださっている方々の中でも、添削だけのプランを受講される方と、学校分析を含めた自己分析からサポートするプランを受講される方とでは、願書の内容の濃さが全然違います。
つまり、学校分析の深さ=願書の内容の濃さということです。
HPやパンフレットなど表面的な情報にしかあたっていないと、他のご家庭と同じような内容の薄い願書になってしまいます。
一方で、きちんと学校分析ができていれば、自然とその学校が興味や関心を示すものがわかるため、先生方のインパクトに残る願書を書き上げることができます。
また、学校分析は、みなさんが思っている以上に時間がかかるため、説明会などが開かれる春の段階でしっかりと行っておく必要があります。
具体的な学校分析のやり方に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてくださいね。
おひとりで願書作成を計画的に進められる自信がない方は、プロのサポートを早めに受けることをおすすめします。
受験に向かない親の必勝法
このページを読んでくださっている方の中には、
「小学校受験に向かない親だとご縁をいただくことは難しいかな?」
と不安に思っている方もいらっしゃると思います。
ご安心ください。
そんなことはございません。
現時点で小学校受験に向いていない親の特徴に多く当てはまっていたとしても、それを改善することはできます。
また、親御さんの生まれ持った性格やお仕事などの関係でどうしても改善できないという場合は、外部のサービスを活用することでその点だけ補うこともできます。
そのようなことを踏まえたうえで、以下では小学校受験に向いていない親の必勝法やそのポイントについて、プロが解説しています。
小学校受験に向いていない親御さんがご縁をいただくためにどんな工夫をすればよいのかについて丁寧に説明するので、参考にしてみてくださいね!
最初にお伝えした「小学校受験に向いていない親の特徴」に多く当てはまってしまう方は、受験対策をするうえで、さまざまなことに頭を悩ませたり、苦労したりするケースが多いです。
ただ、こちらのページを読んでくださっている時点で、子どものために受験を考えるほど教育熱心であるはずなので、人一倍責任感をお持ちだと思います。
そのような親御さんは、うまくいかなかったときや辛いときにおひとりで抱え込んでしまうことが多いです。
ただ、ひとりで抱え込むと、どんどんストレスが溜まり、時間にも追われるようになります。
そうすると、お子さんとの勉強するときに余計に厳しく当たってしまったり、事務的な手続きでミスをしてしまい試験すら受けられなくなってしまったりすることがあります。
そうならないためにも、おひとりで抱え込むのではなく、必要に応じて外部のサービスを活用することが大切です。
ここでの外部のサービスとは受験に関するサービスだけでなく、ベビーシッターや食材宅配サービスなども含めます。
例えば、下のお子さんがまだ幼い場合、説明会に同席させることは難しいため、ベビーシッターに依頼する方が多いです。
他にも、共働きで仕事が忙しい場合、受験対策の時間を確保するために、平日は食材宅配サービスを活用する親御さんなどもいらっしゃいます。
このように、今ではスポットでサポートしてくれるさまざまなサービスがあるため、それらを活用することも大切です。
外部のサービスを活用すれば、その分、物理的にも精神的にも余裕ができますので、計画的に受験対策を進めることができます。
初めての小学校受験で右も左もわからない方、共働きで家庭学習の時間を十分に確保することが難しい方は、教室や塾をペースメーカーとして活用することも大切です。
小学校受験では、「この時期までにここまでできたほうがいい」というようなざっくりとした目安があります。
また、志望校の難易度や子どもの能力によって、受験対策の内容や進度ペースも変えていかなければなりません。
さらに、受験服の用意や説明会の予約・参加、願書写真の撮影、出願準備なども計画的に進めていく必要があります。
それを考えたとき、ご家庭だけで小学校受験を進めていくことはとても難しいです。
そのため、もし受験対策をきちんと進められるか不安な方は、小学校受験に対応している幼児教室や塾をペースメーカーとして活用することもポイントです。
特に共働きのご家庭で有名校や難関校と言われる私立小学校を受験する場合、家庭学習だけですべての対策を網羅することはほぼ不可能なので、幼児教室や塾に通われる方がほとんどです。
そのため、幼児教室を検討している方は、教室選びの際に”受験のペースメーカー”としての役割を果たせるカリキュラムが整っているか、先生方は信頼に値するかについても確認することをおすすめします。
教室には通わず、問題集などを使ってご家庭で対策しようと考えている方は、最低でも月に1回受験のプロに進捗を確認してもらったほうがよいでしょう。
私が運営するオンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、オリジナルのペーパー教材や巧緻性・制作動画コンテンツのほかに、毎月1回の個別面談を設けているため、家庭学習メインで進めていきたい方は、こちらのペーシから詳細をチェックしてくださいね!
小学校受験で親御さんが最も頭を悩ますのが「願書作成」です。
小学校受験に向いていないというご自覚がある場合は、願書作成はプロのサポートを受けることを強くおすすめします。
小学校受験において願書は、そのご家庭を知るための貴重な資料です。
学校側は、願書を通して、「そのご家庭と当校の教育方針が合っているか」「子どもにはどんな特徴や魅力があるか」「入学後にトラブルを招く保護者ではないか」などさまざまなポイントをチェックしています。
そのため、HPやパンフレットの言葉を適当に並べただけの願書や、子どもの自慢ばかりを書いた親バカ願書を提出してしまうと、それが原因でご縁から遠のいてしまいます。
そうならないためにも、願書の内容は慎重に書く必要があるのです。
また、小学校受験の願書は、文章を書き始める前の準備が9割といっても過言ではありません。
準備を怠った状態で文章を書くと、結局何度書き直すことになりますし、浅い内容の願書になってしまいやすいです。
そのため、計画的に願書作成を進めていく必要があります。
具体的には、小学校受験の願書は「年長の4月〜7月までに一通り書けていること」が理想です。
そのためには、新年長の1月か2月くらいから少しずつ準備を始めていく必要があります。
最初にやらなければならないことは、ご家庭の教育方針や子ども特徴(長所・短所)の明確化です。
また、それとセットで、子どもに関するエピソード探しもしなければなりません。
これを私は「自己分析」と呼んでいます。
そして、それができたら、志望校に関する情報を集めたり、説明会などに参加したりして、学校分析を行う必要があります。
そして、自己分析と学校分析をした内容を基に、願書の志望理由などに盛り込む要素を吟味します。
ここまでできて、初めて文章を書き始めることができます。
ただ、ひとりだけで願書作成を計画的に進めることはほぼ不可能です。
文章が苦手だったり、計画的に物事を進めたりするのが苦手な親御さんならなおさら難しいと感じるでしょう。
そのため、ここまでのお話を踏まえて、願書作成ができるか不安に思った方は、プロのサポートを受けることを強くおすすめします。
私の願書作成・添削講座では、このようなエピソード選びのお手伝いから願書の作成・添削まで手厚くサポートさせていただいております。
また、ご家庭のニーズに合わせて3つのプランをご用意しているため、お一人で願書を書く自信がない方、願書作成を全体的にサポートしてほしいという方は、こちらのページからから私の願書作成・添削講座の詳細もチェックしてみてくださいね!
4つ目はオンライン学習を活用することです。
小学校受験では、幼児教室や塾をペースメーカーとして活用しながら、家庭学習でペーパーをメインに対策するご家庭がほとんどです。
ただ、そこで親御さんが悩むのが「絵画や制作(巧緻性)」の対策です。
絵画に関しては絵画教室などに通って対策されるご家庭が多いです。
ただ、制作に関しては教室も少なく、市販の教材も使いやすさという点であまり充実しているとは言えません。
また、制作の対策のもう一つのネックは「手間がかかる」ということです。
ご家庭で制作をするときは、親御さんがお子さんの隣で説明しながら一緒にやらなければなりません。
ですが、ペーパー対策に加えて、制作の対策も毎日するとなると現実的に考えて難しいですよね。
共働きだったり、下にお子さんがいらっしゃる方はなおさら制作の時間を捻出することが難しいと思います。
そのような方は、オンライン学習を活用するのもおすめです。
私が運営している小学校受験専門オンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、小学校受験の制作・巧緻性動画コンテンツを60種類以上掲載しており、使い放題となっています。
また、動画上で私が実際にやり方を説明しているので、お母様が隣で教えなくてもお子さん1人で楽しく取り組むことができます。
その分、お母様や他の受験に関する準備に時間を割くことができますし、スキマ時間にチョコッと制作に取り組むこともできます。
そのため、教えたり、制作したりすることが苦手な親御さん、お仕事などがあってつきっきりで教えることが難しい親御さんはオンライン学習を活用することもポイントです。
私が運営するオンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、オリジナルのペーパー教材や巧緻性・制作動画コンテンツのほかに、毎月1回の個別面談を設けています。
サービス内容はプランの詳細を知りたい方は、こちらのページからチェックしてみてくださいね!
5つ目は、受験の伴走者を見つけることです。
最初にご紹介した「小学校受験に向かない親の特徴」に多く当てはまる場合は、受験まで一緒に走り抜いてくれる「伴走者」を早めに見つけるようにしましょう。
受験における伴走者は、言い換えれば「ご自身の苦手な所や弱点を補強するための存在」です。
具体的には、以下のような役割を果たしてくれる人を探しましょう。
受験スケジュールのリマインドをしてくれる
例)説明会の予約、出願日程のリマインドなど
家庭学習の進捗を管理してくれる
親御さんの悩みに寄り添い、必要なアドバイスをしてくれる
このように、必要なリマインドや個別面談を定期的に行ってくれる「受験の伴走者」を見つけられるかどうかはかなり大切です。
「幼児教室の先生にお願いすればいいのでは?」と思った方もいらっしゃると思います。
もちろん、お教室の先生に全幅の信頼を置けるならそれが一番良いと思います。
ですが、大手のお教室だと、親御さんの小さな悩みに寄り添ってくれなかったり、数ヶ月に1回の個別面談にしか対応していないケースが多いです。
(ただ、これは運営上仕方がないことでもあります)
実際、そのような不安やお悩みを抱えられて私にご相談してくださる方も多いです。
そのため、自分1人で小学校受験を計画的に進められる時間がない方は、早いうちに一緒に受験まで伴走してくれる存在を見つけることも大切です。
私が運営するオンラインコミュニティでは、毎月30〜60分の個別面談を行なっており、そこで家庭学習の進捗の確認やその時に抱えているお悩みへのアドバイスなどを行なっております。
そのため、お教室とは別に受験サポートしてくれるサービスをお探しの方は、こちらのページから詳細を確認してみてくださいね!
今回は、今までの経験を踏まえて、小学校受験に向いていない親の特徴や向く親との違い、対策方法などについて、詳しく解説してきました。
小学校受験に向いていないからといって、必ずしもご縁をいただけないわけではありません。
実際、一般的に受験に向いていないと思われる親御さんでも志望校にご縁をいただいた方は多くいらっしゃいます。
また、受験対策をするなかで、だんだんと親御さん自身が成長していくケースもよくみられます。
大切なのは、ご自身の弱点や苦手な部分をどうやって補うかです。
そのため、「お受験に向いていないかもしれないけど、小学校受験は何がなんでもしたい」という方は、今回解説したことを参考に、まずは改善できそうな点を直していきましょう。
そして、それが難しい点に関しては、外部のサービスなどを活用するようにしてくださいね!
毎月のプロによる個別面談をご希望の方、お子さん1人で制作や巧緻性対策できるオンライン学習環境を求めている方は、ぜひ「MAGONOTE」もチェックしてみてくださいね!