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小学校受験の面接で父親が聞かれる質問と回答例20選【プロが解説】

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かける先生
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こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。

今回は小学校受験の面接で父親が聞かれやすい質問と回答例について詳しく解説していきますね!

小学校受験の面接では、お父様に質問が集中するケースが多いです。

なぜなら、学校側は面接を通して、

「お父様が子育てについて高い関心を持っているか」

「学校の教育理念や指導方針についてお父様がきちんと理解してくれているか」

「学校に対して協力的なお父様がどうか」

などをチェックしたいからです。

つまり、面接でのお父様の回答はかなり重要なのです。

また、お子様の試験結果が合格のボーダーラインを上回っていたとしても、面接でのお父様の振る舞いや回答がよくないせいでご縁をいただけないケースも多々あります。

そのため、お子さまの足を引っ張って一生後悔しないためにも、お父様はしっかりと面接対策に力を入れる必要があります。

ただ、模擬面接をしていると、このような危機感を持って面接対策に取り組んでいるお父様は少ないです。

また、学校の教育方針や先生方の意図を理解していない回答をしてしまうお父様もとても多いです。

そこで今回は、有名私立・国立小の最新の面接データなどをもとに、小学校受験の面接で父親が聞かれやすい質問と回答例について、今までの模擬面接での経験を踏まえて詳しく解説します。

かける先生
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このページは、25,000字超とボリューミーな内容になっているので、何度も読みか焦るように必ずブックマークをしておきましょう!

目次
  1. 「学校」に関する質問と回答例
    1. Q.志望理由をお聞かせください。
    2. Q.本校でお子さんにどのようなことをさせたいですか。
    3. Q.小学校で子どもにどのように成長してほしいですか。
    4. Q.父親として学校に貢献できることは何ですか。
    5. Q.キリスト教教育についてどのようにお考えですか。
    6. Q.女子教育についてどのように考えていますか。
  2. 「仕事」に関する質問と回答例
    1. Q.お仕事の内容をお話しください。
      ↪︎どこにやりがいを感じますか。
    2. Q.ご自身の職業観について教えてください。
    3. Q.帰宅時間は遅いですか。
    4. Q.学生時代や仕事の経験で子供に誇れることは何ですか。
  3. 「子供」に関する質問と回答例
    1. Q.お子さんは園でお友達とどのように遊んでいますか。
      よくしている遊びは何ですか。
    2. Q.子供の興味のあること・頑張っていることは何ですか。
    3. Q.どういうときにお子さんの成長を感じますか。
    4. Q.どのようなお子さんですか。
  4. 「家庭」に関する質問と回答例
    1. Q.休日はお子さんとどのように過ごされていますか。
    2. Q.最近どのようなことでお子さんを褒めましたか
      ↪︎最近どんなことでお子さんを叱りましたか。
    3. Q.コロナ禍で工夫していたことは何ですか。
    4. Q.ご家庭で大切にしていることは何ですか。
    5. Q.父親と母親の役割分担についてどうお考えですか。
  5. 面接対策は模擬面接一択!
  6. 小学校受験の面接対策教材
    1. 合格する親の面接対策
    2. 合格する子どもの面接対策
    3. 面接対策 新型コロナ編
  7. この記事のまとめ
志望校の教育理念や指導方針について聞かれる!

「学校」に関する質問と回答例

まずは、小学校受験の面接で父親が聞かれやすい「学校」に関する質問と回答例をご紹介します。

学校に関する質問では、志望理由はもちろん、「子どもにどのように成長してほしいか」「父親として学校にどう貢献できるか」などについて聞かれることがあるため、しっかりと答えられるように準備しておく必要があります。

そのため、聞かれやすい質問と回答するときのポイントについて、実際の回答例を踏まえて詳しく解説していきます。

かける先生
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以下でご紹介する質問に現時点で答えられるか確認しながら、読み進めるようにしてくださいね!

Q.志望理由をお聞かせください。

お父様の回答例

御校が大切にされている「実学主義の理念に基づく実体験を重視した学び」に強く共感し、志望いたしました。家庭でも、子どもが実際に体験を通して学ぶことを重要視しており、息子には多くの自然体験をさせてまいりました。特に息子はキノコ採集が好きで、休日には家族で山に出かけ、新しいキノコを見つけることが楽しみとなっています。貴校に入学させていただいた際には、充実した教育環境の中で、専門の先生方や仲間と共に学び合い、成長していくことを期待しております。

小学校受験の面接でお父様が必ずと言っていいほど聞かれるのが志望理由です。

学校側は、この質問を通して、

「お父様がきちんと学校の教育理念や指導方針を理解しているか」

「強い意思を持ってお子様を入学させたいと思っているか」

などをチェックしています。

また、小学校受験をされるご家庭はお母様主導で受験対策を進められるケースが多く、学校側もそれを理解しています。

だからこそ、お父様にあえて志望理由を聞いてくることが多いです。

また、学校によっては「本校の校是・校訓について、どのようにお考えですか」というような質問をしてくることもあります。

そのため、学校の教育理念に対して理解を深めるだけでなく、それに対してどのような点で共感していて、なぜ魅力を感じるのかについても、ご自身の考えをまとめておくようにしましょう。

かける先生
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志望理由に関しては、お父様だけでなく、お母様も聞かれることがあるため、準備しておきましょう!

また、願書に書いてある内容以外のことを聞かれる可能性もあるので、面接用の回答を用意しておくこともポイントです。

Q.本校でお子さんにどのようなことをさせたいですか。

お父様の回答例

御校で息子に体験させたいのは、自然環境の中での学びや体験活動です。息子は特に動植物に強い興味を持っています。そのため、御校の充実した教育設備の中で、専門家の先生方のご指導を賜りながら、さらに学びを深めてほしいと願っております。また、日々のグループ活動や校外学習を通じて、友人たちと協力しながら新しいことにチャレンジする力や自主性、問題解決能力も養ってほしいと考えております。

小学校受験の面接では、志望理由だけでなく、「学校生活を通じてお子さんにどのようなことをさせたいか」という質問を聞かれることも多いです。

これも志望理由と同じで、学校への理解や入学への熱意を確かめるための質問です。

具体的には、

「学校のカリキュラムや各教科の特徴をきちんと理解しているか」

「具体的なイメージを持って、子どもを入学させたいと思っているか」

などを学校側は知りたいと思っています。

また、この質問に明確に答えられないと、「学校の知名度だけで選んだだけかもしれない」「受験対策をほとんどお母様に任せていたのでは?」という疑問を学校側に抱かれるリスクもあります。

そのため、この質問にもしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
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お子様と話し合って、入学後にどんな勉強をしたいか聞いておくと、回答を考えやすくなるのでおすすめです!

その際は必ずお父様がお子様と話すようにしてくださいね!

Q.小学校で子どもにどのように成長してほしいですか。

お父様の回答例

御校での6年間を通じて、息子には自分の考えや意見をしっかり持ちながらも、他者との協調を大切にする姿勢を育んでほしいと願っております。また、何事にもチャレンジする気持ちを持ち続け、たとえ失敗したとしても、それを糧にして成長していく強さを身につけてほしいと思います。御校が学問のみならず、道徳教育にも力を入れておられる点に大変共感しており、そのような環境で息子が多方面で成長できることを期待しております。

先ほどの「本校でお子さんにどのようなことをさせたいか」とセットで答えられるように対策してほしいのが「小学校でお子さんにどのように成長してほしいか」という質問です。

この質問を通して、学校側は

「お父様が持っている子どもの将来像がどんなものか」

「学校の指導方針とお父様の思いが同じ方向性かどうか」

をチェックしています。

もし、学校の指導方針や目指す生徒像とまったく異なる内容を答えてしまうと、「当校の教育方針を理解していないのでは?」「他の学校の方が合っているかもしれない」という疑問を持たれる可能性もあります。

そのため、志望校の教育理念や指導方針を踏まえたうえで回答を考えるようにしましょう。

かける先生
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「学校生活を通じてどんなことを学んでほしいか」「どんな人間になってほしいか」について、お父様のお考えをまとめておくようにしましょう!

また、このような質問は抽象的な内容になってしまいやすいため、具体性を意識した回答作りをすることもポイントです。

Q.父親として学校に貢献できることは何ですか。

お父様の回答例

父親として、学校とのコミュニケーションや連携を大切にし、協力できる場面がありましたら、積極的に参加させていただきたいと考えております。また、御校の行事やイベント等を通して、先生方や他のご家族との親睦も深めるとともに、御校の学校活動を支援させていただき、娘がより充実した学校生活を送れるよう尽力してまいりたいと存じます。

私立女子校の面接では、「父親として学校に貢献できることは何ですか」という質問も聞かれやすいです。

学校側は、この質問を通して、

「学校に協力的なお父様かどうか」

「学校行事やイベントに積極的に参加してくれるお父様かどうか」

などを知りたいと思っています。

そのため、回答を通して、学校への協力的な姿勢をしっかりとアピールする必要があります。

かける先生
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女子校の中には、立教女学院小学校の「お父さんの会」のように、有志のお父様方を集めた会を発足している学校もあります。

そういった学校の面接を受ける時は、お父様の回答がとても大切になるので、しっかりと準備しておくようにしましょう。

Q.キリスト教教育についてどのようにお考えですか。

お父様の回答例

キリスト教教育は、娘にとって大切な倫理観や他者への思いやりを育む貴重な機会であると考えております。神様の教えを通じて、人々や社会、そして世界との関わり方を学び、心豊かに成長していくことができると感じています。また、日常の中で祈りや礼拝を大切にすることで、感謝の気持ちや謙虚な姿勢を自然と身につけられると考えております。

ミッション系の私立小学校の面接では、「キリスト教教育」についてのお父様のお考えを聞かれることも多いです。

ミッション系の私立小は、キリスト教の愛の精神を大切にしていることもあって、「周りを思いやる(隣人愛)」「自分に与えられた才能を見出し、他者や社会のために生かす」ということを大事にしている学校が多いです。

ただ、プロテスタント校かカトリック校かで、教えや日々の祈り・行事において違いがあります。

そのため、志望校の教育理念や指導方針をよく理解したうえで回答を考えるようにしましょう。

かける先生
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キリスト教に入信していなくても、それを理解しようとすることは大切です。

そのため、「子ども向け聖書」などを親子で読んで勉強したり、日曜日の礼拝に参加したりすることもポイントです。

Q.女子教育についてどのように考えていますか。

お父様の回答例

女子教育は、自己肯定感を高め、周囲との調和を大切にしながら、自分の意見や個性を尊重する力を養う非常に重要な教育だと考えております。御校では、心の豊かさやリーダーシップを養うことも大切にされているため、娘がそうした環境で多面的に成長できることに大きな意義を感じております。娘には、御校での教育を通して、周りの方々と協力し合いながら、自信を持って社会に貢献できるような女性に育っていってほしいと願っております。

女子校を受験する場合、女子教育についてのお父様のお考えを聞かれることも多いです。

女子校を受験するに至った経緯や理由があると思うので、それをしっかりとご自身の言葉で答えられるようにしておきましょう。

もしうまく内容を考えることができない場合は、以下の要素を組み合わせて回答を考えるようにしてみましょう。

女子教育が子どもにとってどういった点で重要か

志望校の女子教育に対してどのような魅力を感じているか

志望校の女子教育を通してどのような力を身につけ、どんな女性に育ってほしいか

かける先生
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共学校ではなく、女子校を選んだ理由についても答えられるように準備しておきましょう。

お仕事の内容や職業観・使命について聞かれる!

「仕事」に関する質問と回答例

小学校受験の面接では、仕事に関する質問をされることも多いです。

また、お父様の中には、熱意ややりがいを持ってお仕事に取り組まれている方が多いと思います。

そのため、ご自身のお仕事の内容をしっかりとアピールできるように回答を考えることも大切です。

かける先生
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以下では、面接でお父様がよく聞かれる仕事についての質問と回答例をご紹介します!

Q.お仕事の内容をお話しください。
↪︎どこにやりがいを感じますか。

お父様の回答例

私は○○の分野で働いており、日々お客様や取引先の方々のニーズに応えるために努めております。仕事の中では、問題解決に向けたプロジェクトに取り組むことが多く、様々な課題に対して最適な解決策を見出す過程にやりがいを感じています。特に、お客様が満足され、その後も長期的な信頼関係を築けたときには、大きな喜びを感じます。また、同僚との協力やチームワークを通じて、より良い成果を生み出すことにも充実感を感じております。

小学校受験の面接では、お父様に対して仕事の内容ややりがいを聞いてくることも多いです。

模擬面接をしていると、

「親の職業は合否に影響しますか」

「医者や弁護士、経営者などの親御さんの方が有利なのでしょうか」

というような質問をよくいただきます。

結論から申し上げると、職業よりも、そのお仕事に対してどのようなやりがいや使命感を持っているかの方が重要です。

そのため、やりがいを感じる瞬間お仕事をする際に持っている使命についてしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
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共働きの場合は、お母様が同じ質問をされることもあるので、夫婦で答えられるようにしておくこともポイントです!

Q.ご自身の職業観について教えてください。

お父様の回答例

私の職業観は、「他者に貢献し、自らも成長する」という点にあります。仕事を通じて他の人々や社会に役立つことができることに誇りを持っております。同時に、毎日新しい知識やスキルを身につけ、自分自身が成長していくことが大切だと考えています。家族に対しても、仕事を通じて学んだことを還元し、より良い生活を送るための支えになれるよう心がけております。

お仕事の内容とセットでお父様が聞かれやすいのが「職業観」についてです。

「職業観」とは、仕事や職業に対して個人が持つ考え方や価値観のことを指します。

学校側はこの質問を通して、お父様がどのような考えでお仕事に取り組んでいるのか、どのような社会的意義を感じながら働いているのかを知りたいと思っています。

そのため、自分の職業に対してどのような目標を持っているか、また仕事を通じてどのように社会に貢献したいかといった、仕事に対する姿勢や理念をまとめておくことも大切です。

かける先生
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学校側は、職業観を通じて、お父様の責任感や他者との関わり方についてもチェックしているため、これらの点も意識して回答を考えるようにしましょう。

Q.帰宅時間は遅いですか。

お父様の回答例

日によっては遅くなることもありますが、できる限り家族との時間を大切することを心がけています。特に、子どもとのコミュニケーションは大切だと感じており、帰宅後にできる限り一緒に過ごす時間を持つようにしています。また、休日は、家族との時間を最優先に考えており、平日にはできないような体験を子どもと一緒にするよう心がけています。

<「休日はどのように家族と過ごしていますか」と質問が発展した場合>

休日には、自然の中で過ごしたり、博物館などの文化施設に足を運んだりなど、子どもにさまざまな体験をさせることを大切にしております。これらの体験を通して、子どもが新しいことに興味を持ち、自分なりの発見を楽しむことができるよう心がけています。

お仕事の質問の流れで「帰宅時間は遅いですか」と聞かれることもあります。

学校側は、この質問を通して、

「子どもとの時間をしっかりと確保できているか」

「入学後もお子様をサポートする時間はあるのか」

などをチェックしたいと思っています。

ただ、小学校受験をされるお父様の中には、ご自身で会社を経営されていたり、会社で重要なポストに就いている方も多いので、帰りの時間がどうしても遅くなってしまう方も多いと思います。

そのようなときは、帰宅時間が遅くても、子どもや家族とのコミュニケーションを取るのを大切にしていることをアピールしましょう。

また、平日なかなか時間が取れない場合は、休日の過ごし方を回答の中に盛り込むこともポイントです。

かける先生
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帰宅時間が遅い場合は、その中でどのようにお子様は家族との時間を確保しているのか、また、限られた時間の中でどんなことを意識して過ごしているのかなどを具体的に答えらるようにしておきましょう!

Q.学生時代や仕事の経験で子供に誇れることは何ですか。

お父様の回答例

学生時代には、○○活動を通じて目標を達成するための努力と計画力を学びました。特に、厳しい状況でも諦めずに取り組むことで、成果を上げることができたことが大きな自信になっています。また、仕事では、予想外の困難に直面した際にチームと協力して解決策を見つけ、結果を出すことができた経験が、今でも私の誇りです。息子には、このように「挑戦を続ける強さ」と「周りの人と力を合わせて目標を達成する喜び」を伝えていきたいと考えています。

学生時代や仕事の経験でお子さんに誇れることをお父様に聞いてくる学校もあります。

学校側はこの質問を通して、

「お父様がどのような学生時代を過ごしていたか」

「お父様がお仕事に対してどのような姿勢で取り組んできたか」

などを知りたいと思っています。

また、学生時代やお仕事の経験を通じて、お子様にどのようなことを伝えたいか、子育てにどう活かしているのかも学校側が知りたいポイントなので、それを踏まえて回答を考えるようにしましょう。

かける先生
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なぜその経験を誇れるのか、その理由を具体的に伝えることで、先生方にも伝わりやすくなります!

お子様の特徴や興味があることを聞かれやすい!

「子供」に関する質問と回答例

私立小の中には、子どもに関してお父様に質問してくる学校も多いです。

学校側は子どもに関する質問を通して、お父様が普段からお子様に対して関心を持っているか、どの程度お子様のことを把握しているかなどをチェックしています。

実際、普段お仕事が忙しくてお子様とあまり関わる時間を取れていないお父様は、子どもに関することを聞かれると言葉に詰まってしまうケースが多いです。

そのため、以下でご紹介する質問に対してしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
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なぜその経験を誇れるのか、その具体的な理由についても答えられるように!

Q.お子さんは園でお友達とどのように遊んでいますか。
よくしている遊びは何ですか。

お父様の回答例

息子は、幼稚園でお友達と外遊びをするのが大好きです。特に、かくれんぼや鬼ごっこなど、みんなで体を動かす遊びをよく楽しんでいます。また、これらの遊びを通じて、協調性やルールを守る姿勢が育まれていると感じております。

<室内遊びが好きな場合>

ブロックや積み木を使った遊びも好んでおり、友達と一緒にアイデアを出し合って建物や乗り物を作ることに夢中になっています。こうした活動を通して、息子は自分の想像力や創造力を伸ばしているようです。

小学校受験の面接で、お父様に「お子様の保育園での様子」を質問してくる学校も多いです。

学校側はこの質問を通して、

「普段から子どもとのコミュニケーションを大事にしているか」

「お父様も日々子どもの園の送り迎えなどをしているか」

「園の行事に積極的に参加したり、先生方とのコミュニケーションを大事にしているか」

などを知りたいと思っています。

学校の先生方は、園でのお父様の態度や振る舞いが入学後の学校への対応に直結すると考えています。

そのため、このような子どもの園に関する質問にもしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
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園の先生とあまりお話しされてこなかったお父様は、お母様と園での子どもの様子についてしっかりと情報共有しておきましょう!

Q.子供の興味のあること・頑張っていることは何ですか。

お父様の回答例

息子はハムスターの飼育にとても興味を持っており、自宅で一生懸命お世話をしています。ハムスターの餌やりや掃除を毎日欠かさず行い、特にハムスターの行動を観察するのが好きです。最近では、ハムスターの性格や習性についても詳しくなり、家族に対しても「ハムスターは夜行性だから、夜に元気に動き回るんだよ」と教えてくれます。また、成長記録をつけることで、どれくらい体重が増えたかや、どんな餌を好むかなども細かく調べています。ハムスターの飼育を通じて、責任感や観察力が養われていると感じております。

小学校受験の面接では、お父様に「お子様が興味のあること(夢中になっていること)・頑張っていること」を聞いてくる先生も多いです。

この質問にお父様が答えられなければ、

「子どもに対してあまり関心がない」

「普段子どもとのコミュニケーションをあまり取れていないのでは?」

というような印象を持たれてしまいます。

そのため、お子様が今興味を持っていることや頑張っていることについて具体的に答えられるように、しっかりと確認しておきましょう。

かける先生
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お子様が興味を持っていることや頑張っていることに対して、父親として具体的にどのようなサポートをしているかについても答えることで、より先生方に伝わりやすくなります!

Q.どういうときにお子さんの成長を感じますか。

お父様の回答例

幼稚園で年下の子どもたちのお世話をしている姿を見たときに娘の成長を感じました。特に、泣いている子に優しく声をかけたり、一緒に手をつないで遊びに誘ったりして、自然に相手を思いやる行動ができるようになったことに驚きました。また、泣き止まない子に寄り添って話しかけ、落ち着かせる姿を見たときは、娘の中で相手を助けたいという気持ちを芽生え、それを行動に移していることに親として感心しました。

「どういうときにお子さんの成長を感じるか」についても、小学校受験の面接でお父様が聞かれやすい質問のひとつです。

これも

「お父様が普段から子どもの成長に関心を持っているか」

「子どもとの時間を大切にしているか」

を確認するための質問です。

そのため、具体的にどのような場面で成長を感じたのかについて答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
かける先生

学校側はこの質問を通して、親御さんが子育てにおいてどんな点を大切にしているかも知りたいと思っています。

そのため、このような学校側の意図も踏まえて回答を考えるようにしましょう。

Q.どのようなお子さんですか。

お父様の回答例

息子は、好奇心旺盛で、常に新しいことに挑戦することが好きな子です。特に自然や動物に興味があり、観察することが得意です。また、困難なことがあっても諦めずに挑戦を続ける強さも持っております。

<子どもの短所を聞かれた場合>

息子は、時折一つのことに夢中になりすぎて、他のことに気が回らなくなることがあります。そのため、家では、好きなことに取り組む時間と、他のこととのバランスを意識するよう声をかけており、少しずつ自己管理の力を育んでいる最中です。今後も親として、息子の成長を見守りながらサポートしていきたいと思っています。

小学校受験の面接では、お父様の子どもへの理解度を知るために、「どのようなお子さんか」という質問をしてくることもあります。

そのため、お子様の長所を踏まえて答えられるように準備しておきましょう。

また、以下のような質問の仕方をしてくることもあります。

・お子さんは一言でいうとどんな子ですか。

・お子さんの長所を教えてください。

また、長所を聞かれると、その流れで短所について聞かれることも多いので、その対策もしておきましょう。

かける先生
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短所に関しては、それを改善するためにご家庭で取り組んでいることもセットで答えられると印象がよくなります。

お子様や家族との過ごし方などもよく聞かれる!

「家庭」に関する質問と回答例

小学校受験の面接では、家族との過ごし方についてお父様に聞いてくることも多いです。

家族との過ごし方を聞くことで、

「お父様はご家族を大切にされているか」

「普段からお子様と関わる時間を確保できているか」

「お母様ときちんとコミュニケーションをとれているか」

などを学校側は確認しています。

小学校受験では、お父様がご家族との時間を大事にされているかもしっかりとアピールする必要があります。

そのため、以下でご紹介する質問にしっかりと答えられるように準備しておきましょう。

かける先生
かける先生

お子様やお母様としっかりコミュニケーションを取る時間を確保していることが伝わるような内容を考えることがポイントです!

Q.休日はお子さんとどのように過ごされていますか。

お父様の回答例

休日は、家族との時間を大切にしており、息子と一緒に自然の中で過ごすことが多いです。公園で散歩をしたり、昆虫や植物を観察したりしながら、息子の好奇心を引き出すような活動を心がけています。また、夕飯を一緒に作る習慣もあり、調理を通して親子でコミュニケーションを深めるようにしております。息子が新しいことを学びながら、自分でやり遂げる喜びを感じている様子を見ると、親として嬉しく思います。

「日々のお子様との過ごし方」は、小学校受験の面接で父親が聞かれやすい質問のひとつです。

この質問を通して、学校側は

「お父様が普段お子様とどのように関わっているか」

「どんなことを大切にして子どもとの時間を過ごしているか」

などを知りたいと思っています。

また、その関わり方を通じて、子どもへの関心の高さや教育観などもチェックしています。

そのため、先生方がイメージしやすいように、具体性を意識しながら回答することがポイントです。

また、模擬面接をしていると、

「子どもは家でテレビや動画を見るのが好きなので一緒にそれを見ながら学びにつなげています」

というような答え方をするお父様もいらっしゃいますが、これだと「休日は家から出たくないのかな」「あまり手間をかけたくないのかな」というような印象を与えてしまう可能性が高いです。

そのため、公園で一緒に遊んだり、キャンプなどに出かけたりなどアウトドアの内容を盛り込むことをおすすめします。

かける先生
かける先生

「子どもの好きなことを一緒にしています」というような答え方をすると抽象度が高く、先生方もイメージしづらいです。

そのため、必ず具体例を入れて答えるようにしてくださいね!

Q.最近どのようなことでお子さんを褒めましたか
↪︎最近どんなことでお子さんを叱りましたか。

お父様の回答例

最近息子を褒めたのは、夕食の準備を自分から進んで手伝ってくれたときです。食事の準備をしているときに、「何か手伝うことある?」と聞いてくれて、野菜を洗ったり、テーブルの準備をしたりと、一生懸命お手伝いをしてくれました。その姿を見て、「助かるよ!ありがとう、上手にできたね」と褒めました。自分から家族のために行動する姿勢を見て、成長を感じ、とても嬉しく思いました。

<最近叱ったことは何ですか?>

最近息子を叱ったのは、寝る前に出かける前に約束していた片付けをしなかったときです。息子と「寝る前に遊んだら、おもちゃを片付けよう」と約束していたのですが、時間になっても片付けをしなかったため、約束を守ることの大切さを伝えました。叱る際には感情的にならないように心がけ、なぜ約束を守ることが大切なのかをしっかりと説明し、どうすれば次に約束を守れるかを一緒に考えました。こうしたやり取りを通して、息子には約束やルールを守ることの大切さを学んでいってほしいと思っています。

「最近褒めたこと・叱ったこと」も小学校受験の面接でお父様が聞かれやすい質問のひとつです。

学校側はこの質問を通して、きちんと褒めること(叱ること)ができる父親かどうかをチェックしています。

特に、昨今「褒める教育」が主流になりつつありますが、学校側としては本来家庭で行うべき躾やマナー教育などはしっかり取り組んでほしいというのが本音です。

そのため、「どんなことで叱るか」について聞かれたら、具体的に答えられるように準備しておきましょう。

また、学校側はどんなときに褒めたり、叱ったりするのかを知ることで、お父様の教育的価値観もチェックしています。

例えば、

「園の運動会で1位を取った時に褒めました」

「塾の模試で悪い点数を取ってしまったときに叱りました」

というような回答をすると、先生方は「結果を重視されるお父様」という印象を持ちます。

これは、小学校受験の面接においてはあまりよくありません。

そのため、ご自身の回答で、先生方がどのような印象を持つかについて考えながら答え方を練ることもポイントです。

かける先生
かける先生

学校によっては「どのような声かけをしていますか」というような少し角度を変えた質問をしてくる先生もいるので、具体的な声のかけ方についてもセット準備しておくようにしましょう!

Q.コロナ禍で工夫していたことは何ですか。

お父様の回答例

コロナ禍では外出が難しかったため、家の中でも娘が楽しみながら創造力を育てられるよう、絵画や工作に取り組む時間を大切にしていました。特に、娘が絵を描くことや手を使って物を作ることが好きなので、家にある材料を使って一緒に工作を楽しみました。また、作品が完成したときには家族でお披露目会をして、みんなで感想を言い合う時間を作り、コミュニケーションを取ることを大切にしておりました。

「コロナ禍の過ごし方」についてお父様に質問してくる私立小学校もあります。

学校側はこの質問を通して

「外出や人との接触が難しい中、自宅でどのようにお子さんと関わっていたのか」

「子どもの学びを深めるために、創意工夫できるお父様がどうか」

などを確認しています。

子どもの教育に関心がが高いお子さんなら、制限がある中で少しでも子どもが楽しく学べるように何か工夫を凝らして生活していたはずです。

そのため、具体的にコロナ禍でどのような工夫をしていたか、子どもとどのように関わっていたか答えられるようにまとめておきましょう。

かける先生
かける先生

このような質問を通して、先生方はお父様の発想力や柔軟性もチェックしているため、それらをアピールできる回答を考えるようにしましょう。

小学校受験の面接で聞かれやすいコロナに関する質問とその回答ポイントについては、こちらで詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

Q.ご家庭で大切にしていることは何ですか。

お父様の回答例

家庭では、何よりも「思いやり」と「感謝」を大切にしています。息子には、日頃から相手の気持ちを考えて行動できるように伝えています。また、日々の生活の中で、些細なことにも感謝の気持ちを持ち、「ありがとう」と言葉にする習慣を大切にしています。家族全員がお互いを尊重し、協力し合いながら成長できる環境づくりを意識しております。

ご家庭の教育方針を知るために、「ご家庭で大切にしていること」についてお父様に質問する学校も多いです。

そのため、子どもと関わる中で大切にしていることや意識して教えていることを具体的に答えられるようにしましょう。

また、お父様の回答を通して、学校側の指導方針と合っているかについてもチェックしているため、志望校とまったく異なる方針を答えないように注意しましょう。

かける先生
かける先生

かといって、志望校のHPにある文言をそのまま使って答えると、面接のために用意した回答と思われてしまうため、学校側の指導方針と同じ方向性であることが暗に伝わるような回答を考えることがポイントです。

Q.父親と母親の役割分担についてどうお考えですか。

お父様の回答例

父親と母親の役割は、それぞれ異なる部分があるかもしれませんが、基本的には協力して子どもを支えることが大切だと考えております。私たちは、お互いに得意なことや時間の都合に応じて、柔軟に役割を分担しています。父親としては、外での仕事をしながら、できるだけ家庭でも子どもとの時間を大切にするよう心がけていますし、母親もそのサポートをしてくれています。大切なのは、お互いに補い合い、子どもの成長を共に見守る姿勢だと考えております。

小学校受験では、ご夫婦の関係に関してお父様に質問してくる学校も多いです。

学校側は、このような質問を通して、

「夫婦間の関係は良好か」

「普段から夫婦のコミュニケーションは取れているか」

「夫婦間でしっかりと協力や連携ができているか」

などをチェックしています。

そのため、このような質問を聞かれたときは、普段から夫婦で積極的にコミュニケーションをとっていること、そして、協力し合って、子育てや家事に取り組んでいることが伝わるような回答をしましょう。

かける先生
かける先生

「家庭内のことは妻に任せています」というような答え方をすると、「子育ては母親任せにしている」「子どもの教育に無関心」などのような印象を与える可能性が高いので注意してくださいね!

面接対策は実践練習で経験を積むこと!

面接対策は模擬面接一択!

今回ご紹介したような回答例は、あくまで「ひとつの例」でしかありません。

実際は、志望校の教育理念や指導方針、ご家庭の教育方針、お子さんの特徴(長所・短所)やエピソードによってベストな回答が変わってきます。

また、ご夫婦でそれぞれ質問回答集を作って準備される方も多いです。

その際、ご主人の面接回答集を見て、奥様が落胆されるケースが非常によく見られます。

(入試直前になって私の模擬面接講座に駆け込まれるご家庭も多いです)

奥様の中には、

「これなら私が全部考えて答えた方がいいのでは?」

と感じる方も多いですが、現実はそうはいきません。

なぜなら、小学校受験の面接ではあえてご主人に質問してくるケースが多いからです。

そのため、ご夫婦でしっかりと対策する必要があるのです。

このような点を踏まえると、面接対策で1番効果的なのは「模擬面接」です。

実際に模擬面接をやってみるとおわかりいただけますが、どんなに完璧な回答を用意して備えても、本番でその通りに答えられるかは別問題です。

また、面接では回答内容だけでなく、立ち居振る舞いや態度、表情、声の大きさなどもチェックされています。

それに、ご自身では完璧な回答を用意していたつもりでも、プロの視点から見ると内容が不十分だったり、誤解されやすい表現を使ってしまっていたりすることも多々あります。

そのため、本番で失敗したくないのであれば、必ず一度は幼児教室やプロの先生による模擬面接を受けられることをおすすめします。

私も「オーダーメイド面接特訓講座」という模擬面接を行っています。

オーダーメイド面接特訓講座では、志望校の教育理念や校風を踏まえて、そのご家庭の良さを面接で最大限アピールできるようにサポートすることを目的としています。

また、一般的な面接マナーはもちろん、オンラインによる模擬面接を通して、言葉使いや表情、声の出し方などもレクチャーいたします。

さらに、模擬面接中でのお父様・お母様のご回答を踏まえて、そのご家庭やお子さまの魅力を最大限引き出すようなアドバイスや回答づくりもさせていただきます。

そのため、小学校受験の面接に少しでも不安がある方、ご自身の回答に自信がない方、模擬面接を受けたい方は、ぜひ詳細を確認してみてくださいね!

かける先生
かける先生

こちらの講座は、模擬面接を通して、かける先生自らが親御さんやお子さんの面接での回答を添削させていただきます!

受験される親御さんから大好評なので、口コミを見たい方も詳細ページを確認してみてくださいね!

面接では先生が質問する”意図”を知ることが大事!

小学校受験の面接対策教材

小学校受験の面接時間は15分前後と短くなっています。

その限られた時間の中で、厳選して質問してくるわけですから、一つひとつの質問には必ず何かしらの意図があります。

そのため、先ほど解説してきたように、学校側の意図を理解したうえで回答を考えることが大切です。

そのような点を踏まえた上で、面接対策には欠かせないおすすめの教材を3つご紹介します。

かける先生
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面接対策にこれから取り組まれる方、面接対策がうまくいっていない方は必ず確認するようにしてくださいね!

面接で聞かれる質問例400問以上収録!

合格する親の面接対策

『合格する親の面接対策』では、過去の国立・私立小学校で聞かれた質問を基に、小学校受験における保護者面接の重要性やチェックされる点、回答を考える際のポイント・注意点、面接で聞かれる質問例(400問以上)とその意図について、余すことなく解説しています。

また、購入特典として、回答を記入できる質問ファイルも用意しています。
★Wordファイル(入力用)とPDF(書き込み用)の2つをダウンロードできます。

そのため、保護者面接の準備を入念に行いたい方、どんな質問がされるのか知りたい方はサンプルをチェックしてみてくださいね!

面接で聞かれる質問例100問収録!

合格する子どもの面接対策

『合格する子供の面接対策』では、子どもの口頭試問や面接対策をする上で意識すべきポイントやコツについて解説していきます。

また、過去の有名私立小学校の面接で実際にお子さんが聞かれたことなども踏まえて、子どもが聞かれやすい質問例を全100問ご紹介しています。

口頭試問や親子面接がある方はピッタリの内容となっているので、入念に対策したい方はぜひサンプルをチェックしてみてくださいね!

新型コロナの質問に特化した教材

面接対策 新型コロナ編

近年、小学校受験の親子・保護者面接では、新型コロナウイルスによる影響やコロナ禍の生活について質問されることが増えました。

そこで『面接対策 新型コロナ編』では、小学校受験の面接で過去に聞かれたコロナの質問例や回答する際のポイント・注意点、今年度の面接で聞かれるかもしれない想定質問などについて、詳しく解説しています。

そのため、親子面接や保護者面接を控えている方、コロナに関するありとあらゆる質問の対策をしておきたい方はサンプルをチェックしてみてくださいね!

面接ではお父様の回答や振る舞いが大事!

この記事のまとめ

今回は、模擬面接での経験を踏まえて、小学校受験の面接で父親が聞かれやすい質問と回答例をご紹介してきました。

保護者面接や親子面接がある場合、お父様の振る舞いや回答はとても重要になってきます。

お父様の面接での振る舞いや回答が、子どもの合否を分ける場合も多々あります。

そのため、今回解説した内容を参考に、しっかりと面接対策するようにしてくださいね!

また、以下の記事では、「小学校受験の面接でお母様が聞かれやすい質問と回答例」を詳しく解説しています。

そのため、今回の記事とあわせてしっかりとチェックしておきましょう!

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小学校受験の現役講師兼コーチである私が運営している小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、面接対策だけでなく、ペーパーや制作、巧緻性対策にも役立つコンテンツが盛り沢山なので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

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かける先生
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小学校受験現役講師兼コーチ
指導経験を基に小学校受験の「本当に役立つ情報」を発信|教育学部卒|難関有名私立・国立小の合格者サポート実績多数|幼児英語・中受・高受も指導経験あり|インスタフォロワー4,000人超|小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONTOE」運営|オリジナル教材『小学校受験三ツ星ドリル』等も制作|家庭教師・個別相談・願書添削・模擬面接も受付中
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