願書作成

さとえ学園小学校の願書の書き方とポイント【願書添削のプロが解説】

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かける先生
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こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。

今回はさとえ学園小学校の願書の書き方やポイントについて、願書添削の経験を踏まえて詳しく解説していきますね!

さとえ学園小学校は、埼玉県で一番人気を誇る私立小学校です。

教育設備が充実しており、東急田園都市線つくし野駅より徒歩5分という好立地であること、そして、系列校の栄東中学・高等学校が東大や医学部等の難関大への高い合格実績を誇ることなども人気の理由のひとつです。

ちなみに、同じく系列校の埼玉栄中学・高等学校はアスリートを数多く輩出している実績もあり、お子さんの興味や適性に合わせて多様な進路を選べるのも魅力のひとつでしょう。

また、さとえの魅力を感じて都内の学校と併願するご家庭も一定数いらっしゃいます。

ただ、さとえ学園小学校の願書(『出願時添付書類』)は、「本校志望の理由」「家庭の教育方針」、「本人の将来について」など複数の項目があるため、どの記入欄にどのような内容を書くかで迷われる方も多いです。
(実際、私の願書作成・添削講座でもご依頼いただくことが多いです。)

そこで今回は、「さとえ学園小学校」の願書の書き方やポイントについて、今までの願書添削経験を踏まえて詳しく解説していきたいと思います。

かける先生
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10,000字超のボリューミーな内容になっているので、横浜初等部を受験する方は必ずブックマークをして何度も見返せるようにしておきましょう!

さとえ学園小学校の願書を提出するまでの流れは?

さとえ学園小学校の出願方法

まずは、さとえ学園小学校の出願の流れを簡単にご紹介します。

◎インターネット出願にて受験料の支払い完了後、本校所定の書類を出願期間内に郵送にて提出。

<注意点>
※学校所定の「出願用宛名用紙」をご記入後、角2封筒(各自用意)に貼付し提出。※「簡易書留」にて出願期間必着。
※一度提出された出願書類は、理由の如何にかかわらず返還不可。

まずは上記の出願の流れをしっかりと把握しておきましょう。

さとえ学園小学校では、インターネット出願後に、所定の書類を出願期間内に郵送にて提出する必要があります。

所定の書類は以下の通りです。

かける先生
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出願は、書学校所定の「出願用宛名用紙」を記入後、角2封筒(各自用意)に貼付し提出する必要があります。

また、「簡易書留」にて出願期間必着なので、その点は注意しましょう。

さとえ学園小学校の願書ではどんなことを書くべき?

さとえ学園小学校の願書のお題

さとえ学園小学校の願書で、文章の記入が求められるのは、以下の「出願添付書類」です。

出願添付書類の中でも、特に重要になるのが以下の3項目です。

「本校の志望理由※200字程度でお書きください」

「家庭の教育方針※200字程度でお書きください」

「本人の将来について(ご希望があれば、記入してください)」

字数も限られており、そこまで多くの内容を盛り込むことができるわけではないため、何を伝えたいのかを取捨選択する必要があります。

かける先生
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以下では、それぞれの項目のポイントや注意点について、もう少し深堀りして解説していきます。

説明会などで得た情報を活かす!

本校の志望理由

1つ目は、オーソドックスな志望理由です。

文字数は200字程度と限られているため、その中で学校への理解や熱意をアピールする必要があります。

そこで重要になってくるのが、さとえが独自に開催しているイベントや相談会、説明会で得られた内容です。

というのも、さとえ学園小学校は、以下のように積極的に説明会やイベントを開催しています。

・「年中児親子対象 HalloweenParty」来校のみ
・「年中児親子対象 アート&クラフト」来校のみ
・「Zoom施設見学&何でも相談会」 Zoomウェビナーのみ
・「第1回学校説明会」来校(保護者様とお子様)、Zoomライブ配信並行型
・「第2回学校説明会」来校(保護者様とお子様)、Zoomライブ配信並行型
・「令和7年度授業見学会」来校型のみで実施予定

これ以外にも、お教室に出向いたり、私立小の合同説明会に参加したりなど、ご家庭に対して積極的に説明する機会を設けているのが特徴です。

逆に、HPなどではそこまでたくさんの情報が記載されているわけではありません。

以上を踏まえると、志望理由の記入欄は、HPやパンフレットの情報をまとめるだけでは不十分で、説明会や相談会などで感じた印象や共感した部分を盛り込んで書くことがポイントです。

かける先生
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そのため、さとえ学園小学校の教育方針や授業・カリキュラムに触れるだけでなく、そこでしか得られない情報や心から共感した部分を踏まえて書くようにしましょう。

子どものエピソードを交えて書くことがコツ

家庭の教育方針

2つ目は、家庭の教育方針です。

こちらも願書ではよく見られるオーソドックスな項目です。

この項目では、家庭の教育方針を伝えたうえで、どんなお子様かが先生方に伝わるようなエピソードを盛り込むことが大切です。

また、家庭の教育方針やエピソードを考える際は、先生方に

「このご家庭なら入学後にうまくやっていけそう」

「この子なら、学校生活に馴染んで、健やかに成長しそう」

と思ってもらえるような内容を意識することもポイントです。

そのためには、さとえ学園小学校のHPやパンフレットはもちろん、説明会や他のイベントで得た情報をもと学校研究を行う必要があります。

かける先生
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学校分析を通して、どんなご家庭なら受け入れやすいか、子どものどんなところを特に大事にしているのかなどを、ご自身なりに分析することが重要です。

さとえ学園の教育方針を踏まえて考える

本人の将来について

最後は、「本人の将来について」です。

この記入項目の文字数は、文字の大きさによっても異なりますが、90字〜120字であることが多いです。

そのため、この短い文字数の中で、本人の将来について簡潔に述べる必要があります。

この記入欄でのポイントは、

「さとえ学園小学校の教育方針の方向性に合わせること」

「入学後にどのような学校生活を送ってほしいか」

などを交えると書きやすいと思います。

また、ご家庭によっては中学受験などについて触れるケースもありますが、それを全面に出しすぎると、「中学受験が目的」という印象が強く伝わってしまうので、もし文章に盛り込む場合は表現の仕方を工夫することがポイントです。

かける先生
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この項目は、現在の社会情勢などから記述し始める方も多いですが、字数が限られているため、一文目で「どんなふうに育ってほしいか」を端的に述べてから文章を展開することがコツです。

願書を書く前に必ず知っておくべきさとえの特徴!

さとえ学園小学校の願書作成のポイント

さとえ学園小学校の願書を書くためには、さとえ学園小学校の特色についても知っておく必要があります。

そこで以下では、さとえ学園小学校の願書を書くために知っておくべきポイントについて解説します。

かける先生
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さとえ学園小学校の願書をこれから書く方は、復習としてもぜひ参考にしてくださいね。

さとえ学園小学校の建学の精神と校訓

「人間是宝」「今日学べ」

まずは、「人間是宝」という建学の精神への理解です。

さとえ学園小学校は、すべての子どもが無限の可能性を秘めたかけがえのない存在(宝の原石)であるという信念のもと、一人ひとりの個性と能力を大切にし、育てることを教育使命としています。

この考え方に基づき、さとえでは「今日学べ」という校訓を通じて、今日できることを明日に延ばさず、一日一日を丁寧に生きること。

そして、小さな努力を惜しまず、誠実に学び続ける姿勢を育むことで、自ら課題を見つけ、考え、行動できる力を養うことを大切にしています。

さらに、さとえ学園小学校が掲げるもう一つの柱が、「日本や世界のリーダーを育てる」という明確な教育目標です。

ここでいう”リーダー”とは、単に組織を率いる存在ではなく、利他の精神を持ちながら他者と協働し、正しい判断と行動をとれる人間のことを指しています。

そのために、6年間を通じて、子どもたちの主体性・思考力・判断力・行動力を段階的かつ体系的に育てるカリキュラムが構成されています。

こうした理念と方針は、知識の詰め込みではなく、「学ぶ喜び」と「人間としての成長」を重視する教育のかたちとして結実しています。

かける先生
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先ほどもお伝えしたように、学校側に不安を感じさせないためにも、さとえ学園小学校の建学の精神や校訓を理解したうえで、志望理由や家庭の教育方針を考えることが大切です。

「1人1台iPad」の端末を配備

ICT教育の充実

一般的に小学校における1人1台の導入事例は「高学年のみ」といった限定的な形が多いですが、さとえ学園小学校では、全学年において「1人1台iPad」の端末を配備し、ICTを日常的な学びの中に組み込む先進的な教育を実践しています。

教務担当の津田桂教諭によると、

「本校ではiPadを文房具として位置づけ、全員に情報リテラシーを身につけてほしいと考えています。子どもたちの可能性を広げるためにも、平等に使える環境が望ましいと判断し、一斉にスタートしました」

という経緯や意図があるようです。

さとえ学園小学校のiPad活用で特に注目すべきなのは、子どもたちの成長に応じてiPadの使い方の自由度が変わる「レベルアップ型ルール」という独自の制度を設けていることです。

これは、運転免許のように「グリーン」「ブルー」「ゴールド」の3段階のレベルを設け、各段階ごとに使える機能やアプリの範囲を制限・管理するしくみで、mobiconnectというシステムを使って運用されています。

多くの学校では、「YouTubeは禁止」「アプリの追加は不可」など、全児童に同じルールを一律に適用しますが、さとえ学園では異なっており、「してはいけない」と一方的に決めるのではなく、児童会も交えて、子どもたち自身がルール作りに関わることで、楽しみながら情報リテラシーを身につけられるよう工夫しているのも魅力のひとつです。

かける先生
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面接などに備えて、デジタルツールを子育てに上手に生かしているエピソードなどをストックしておくのも良いですね!

4つの柱で構成

充実した「放課後教育」

さとえ学園小学校では、正課授業(1〜6時間目)に加えて、放課後も児童の情操・体力・学力を豊かに育むための充実した「放課後教育」が用意されているのも大きな魅力です。

さとえ学園小学校の放課後教育は4つの柱で構成されています。

1.複合教育
クラシックバレエ・ヴァイオリン・水泳・空手・書道・プログラミング・そろばん・速読など、実に13講座以上が揃う多彩な教養講座。子どもの興味や個性に合わせて選べます。

2.課外活動
放課後には、合唱部・弦楽部・生物部・ブラスバンド部など本格的なクラブ活動が展開され、音楽や自然科学、スポーツ分野での深い学びを行います。

3.Satoe⁺(受験学習講座)
小4〜6向けには、国・算・理・社の中学受験準備講座、小2・3には“公文式算数講座”が選択可能。将来の進路を見据えた早期の学習とフォローアップが特徴です。

4.さとプロ(学童保育風タイム)
軽食付きの自由時間で、宿題・読書・ゲーム・映画視聴などを通じて、自主性や社会性を育む場です。最長19時まで預かってもらえ、共働き家庭にも安心です。

かける先生
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放課後教育を理解して、入学後にどのように活用したいかもしっかりとイメージしておくようにしましょう!

設備が整っているからこその体験教育

充実した施設環境

さとえ学園小学校は、子どもたちの知的好奇心や探究心を刺激する充実した施設環境が整っているのも大きな魅力のひとつです。

たとえば、実際に魚が泳ぐ水族館や、星空を映し出すプラネタリウム、キッズファーム、ビオトープなどは、子どもたちの多様な興味・関心に応える「学びの土台」になります。

また、こうした施設を活かした体験学習にも力を入れているのも特長で、”ほんもの”に触れる体験を重ねることで、知識の定着だけでなく、探究心や好奇心にもつながります。

さらに、さとえ学園では清掃活動を学年を超えて行ったり、1・2年生合同で校外学習に出かけたりと、異学年交流も積極的に行われています。

こうした経験は、他者を思いやる心や、集団の中での自分の役割を考えるきっかけとなり、協働性や社会性を高める大切な学びへとつながっています。

かける先生
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このように、さとえ学園小学校は、施設の充実さにとどまらず、それを“子どもの内面を育てる教育”につなげていることも大きな魅力です。

設備が整っているからこその体験教育

充実した施設環境

さとえ学園小学校では、卒業後の進路を見据えた学びが大切にされています。

まず、進学先として最も多いのは、同じ学園グループに属する栄東中学校や埼玉栄中学校といった中高一貫校です。

いずれも全国的に高い進学実績を誇る有名校であり、東京大学・京都大学・国公立医学部などへの進学者も多数輩出しています。

特に栄東中学校は、近年首都圏でも難関校のひとつとして注目されています。

さとえ学園小学校では、こうした系列校への内部進学制度が整っているため、安心して一貫した学びを進めることができます。

ただし、それは“エスカレーター式”という意味ではなく、進学先は子どもの個性と志望に合わせて選べるようになっており、外部の中学受験にも柔軟に対応しています。

たとえば、高学年になると希望者には放課後に「Satoe+(さとえプラス)」と呼ばれる中学受験対応の特別講座が用意され、国語・算数・理科・社会の基礎から応用までを体系的に学ぶことができます。

また、低学年からは公文式算数講座なども選択可能で、学年を超えた学びの土台を整えるサポート体制も充実しています。

かける先生
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受験指導においては単なる知識の詰め込みではなく、自分の考えを表現する力や粘り強く課題に取り組む力、他者と協働する姿勢など、将来にもつながる「学ぶ姿勢」を育てることが重視されています。

さとえ学園小学校の願書作成に不安がある方にオススメ!

かけるの願書作成・添削講座

今回は、さとえ学園小学校の願書の書き方やポイント、注意点などについて、詳しく解説してきました。

さとえ学園の願書は、「志望理由」「家庭の教育方針」「本人の将来」の3項目に分けられているため、それぞれの記入欄でどのような内容を書くか吟味する必要があります。

しかし、ここまでを読んだうえで、

「自分1人で願書を書き上げられる自信がない…」

「願書作成をサポートしてほしい」

「自分の下書きに自信を持てないから添削を受けたい」

というような不安やお悩みを抱えている方も多いと思います。

そのお気持ち、とてもわかります。

それに、願書の作成手順や書き方がわかっていても、育児やお仕事で忙しかったり、文章力に自信がないと、自分1人で取り組むのは難しいですよね。

そのような方は、私の「願書作成・添削講座」もご検討ください。

私が伴走者として願書作成をサポートいたします。

私の願書作成・添削講座では、自己分析のお手伝いから文章の書き方、添削まで手厚くサポートさせていただいております。

また、ご家庭のニーズに合わせて3つのプランをご用意しているため、ご自身のスタイルやご要望に合ったサービスを選ぶことができるのも魅力のひとつです。

お一人で願書を書く自信がない方、早めに願書の準備を始めたい方は、以下のボタンから私の願書作成・添削講座の詳細もチェックしてみてくださいね!

かける先生
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過去の添削例などを確認したい方は以下のページに載せているので、ぜひ確認してみてくださいね!

さとえ学園小学校の願書作成は早めに取り掛かる!

この記事のまとめ

今回はさとえ学園小学校の願書の書き方やポイント、注意点などについて、さとえの特徴も踏まえて詳しく解説してきました。

さとえ学園小学校の願書の記入項目は3つに分かれており、かつそれぞれ文字数が限られているため、どんな内容を盛り込むか取捨選択する必要があります。

そのためには、今回解説してきた内容も踏まえて、さとえ学園小学校の学校研究を丁寧に行う必要があります。

さとえ学園小学校を受験される方は、ぜひ今回の内容を参考に準備を進めてくださいね!

具体的に何から始めればいいかわからない方は、以下の記事や私の願書作成添削講座も参考にしてくださいね。

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小学校受験の現役講師兼コーチである私が運営している小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、願書作成の他に受験対策や面接対策にも役立つコンテンツが多数あるため、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!

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小学校受験現役講師兼コーチ
指導経験を基に小学校受験の「本当に役立つ情報」を発信|教育学部卒|難関有名私立・国立小の合格者サポート実績多数|幼児英語・中受・高受も指導経験あり|インスタフォロワー4,000人超|小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」運営|オリジナル教材『小学校受験三ツ星ドリル』等も制作|家庭教師・個別相談・願書添削・模擬面接も受付中
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