【桐朋学園小学校に受かる子の特徴】実際に合格した家庭を分析!
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、実際にご縁をいただいた子、そしていただけなかった子のケースを踏まえて、桐朋学園小学校に受かる子に共通する特徴や必要な能力について解説します。
桐朋学園小学校は、「どんな子が受かるかわからない」と言われることの多い私立小学校のひとつです。
実際、ご縁をいただいたご家庭から、
「どうしてご縁をいただけたのか正直わかりません」
「自信はなかったのですが、結果的にご縁をいただけました」
というお言葉が寄せられることも多いです。
その背景は、桐朋学園小学校の独特な試験内容にあると考えられます。
みなさんもご存じのように、桐朋学園小学校ではまずペーパーがありません。
そのため、ペーパーの点数による足切りなどもないため、「〇割以上正解する必要がある」というような目安も存在しません。
次に特徴的なのが「自由制作」です。
桐朋学園小学校では、テーマは与えられますが、見本も作り方も示されませんし、多様な材料の中から自分で選んで作らなければなりません。
そのため、テーマに沿った形で自分の発想力や想像力を使って思い浮かんだものを形にする必要があります。
しかし、これに関しても「指示制作」のように見本や丁寧さなど”客観的な採点基準”があるわけではないため、ご家庭側からすると評価軸が不明瞭だと思います。
そして、最後は行動観察です。
桐朋学園小学校の試験は、集団テストが基本となっています。
こちらに関しては他の私立小学校にも当てはまることですが、思考力やコミュニケーション能力、協調性などさまざまな観点から評価されるため、学校側には明確は評価基準があったとしても、ご家庭側からすると不明瞭な部分が大きいです。
しかし、実際にMAGONOTEや願書添削などを通じて、複数のご家庭をサポートさせていただいたり、ご縁をいただいたご家庭にヒアリングさせていただく中で、桐朋学園に受かる子に共通している特徴や重視されている意外な点が垣間見えることもあります。
そこで今回は、桐朋学園小学校に受かる子の特徴について、プロの視点から詳しく解説していきたいと思います。
このページは約7,000字とボリューミーな内容になっているので、何度も読み返せるように必ずブックマークをしておきましょう!
まずは、今まで桐朋学園小学校にご縁をいただいたお子さんに共通して見られやすい特徴について、実際の試験内容などを踏まえて解説していきますね!
現時点でご自身のお子さんに身についている点や、逆にこれから身につけなければならない点が何かを考えながら読み進めてくださいね!
1つ目は、高い意思疎通力と協調性です。
桐朋学園小学校の試験は、13人〜18人単位の集団テストが基本となっています。
そのため、構成や思考力を問う課題、制作課題、行動観察のすべてにおいて、同じグループになったお友だちとコミュニケーションを通じて意思疎通を図ったり、協調性を発揮することが求められるのです。
桐朋学園小学校は、教育方針やカリキュラム、毎年の制作課題の内容から、「自由な発想力や想像力」が1番重視されると考えている方も多いです。
確かにこの力も大切であることは間違いありません。
しかし、だからといって、自分の考えばかりを押し通そうとしたり、他の子どもと協力しないで個人プレーに走ってしまうと、先生方から良い評価をもらうことができず、合格にもつながりづらくなります。
そのため、お子様の独創性な発想力・想像力の面と、社会性・協調性の面のバランスを取って振る舞えるかどうかが重要になります。
2つ目は、思考力や組み立て力です。
桐朋学園小学校では、毎年高い思考力や構成力を問うような課題が出題されます。
2025年度入試では、5色のチューブとジョインを使ってお手本と同じよう形に連結させる課題が、2024年度入試では形の異なる4色のブロックピース計8個を用意された台紙にはめ込む課題が出題されました。
このように、桐朋学園では、パズル要素のある課題が出題されることが多いです。
このような課題では、お手本を観察する力や、どのように組み立てるか推理し構成する力などが必要になります。
見方を考えられば、「粘り強く考えられる子」「構成力の土台である論理力がある子」を求めていると言えます。
そのため、こういった力も普段の受験対策の中でしっかりと身につけておく必要があります。
ちなみに、このような力は具体物学習とペーパーを上手に組み合わせると効率的に学習できます。
桐朋学園小学校はノンペーパー校ではありますが、適宜図形や推理に関連する単元のペーパー学習も取り入れるようにしましょう。
3つ目は、豊かな想像力と発想力です。
桐朋学園小学校の制作課題には、他の私立小学校の指示制作と違って、テーマがやや抽象的で、材料の種類が多いという2つの特徴が見られます。
例えば、2025年度入試では、花火の音や波の音など、聞こえてくる音を聞いて「どこへ行くか」思い浮かべたうえで、用意された材料を台紙に好きなように切り貼りして表現するという課題が出題されました。
ちなみに材料は、「綴じ紐、麻ひも、コーン、小豆、ひまわりのタネ、落ち葉、はさみ」などが用意されていました。
この課題では、流れてくる音を聞いて、頭の中でその音と関連のある場所をイメージする想像力と、目の前にある材料を使ってそれを形にする「発想力」や「巧緻性」が必要と言えます。
また、2024年度制作では、次のような指示制作と自由制作の要素を混ぜた課題が出題されました。
・画用紙を丸めて筒にして、上と下をセロハンテープでとめる
・筒の上から半分くらいのところまで縦に細くちぎる
・作った筒と教室の後ろにある材料を使って「好きな世界」を作る
※のりは使って四方よいが、セロハンテープはNG。
このような課題では、指示を聞く力と同時に、独創的な発想力や表現力、そして、それを形にする巧緻性が求められていると言えます。
このように、毎年制作課題の内容は少し異なりますが、求められる力は共通しています。
また、これらの力は、とにかく経験を積むことが大切です。
そのため、お教室の指示制作ばかりに取り組むのではなく、テーマの出し方を工夫したり、自由制作を積極的に取り入れるようにしましょう。
次に、ここまで解説してきた桐朋学園小学校に受かる子の特徴を踏まえて、ご家庭で具体的にどのような対策をすればよいのかについて解説していきたいと思います。
桐朋学園小学校に受かるために必要な本質にも触れているので、日々の生活や家庭学習で取り入れていない点があれば、ぜひ実践してみてくださいね!
ここまで解説してきたように、桐朋学園小学校の試験は、ペーパーがなく、集団テストが基本となっています。
しかし、だからといって、ペーパー対策は一切必要ないというわけではありません。
先ほども解説したように、桐朋学園小学校では、集団テストの中で図形やパズル系の課題が出されることも多いです。
これらの力は、タングラムやパズルなどの具体物学習だけでなく、図形構成や図形分割のペーパー対策の中で養われる力でもあります。
また、2025年度入試で出題された5色のチューブとジョインを使ってお手本と同じ形に連結させる課題は、立体図形で必要な観察力や推理力などがポイントになります。
このように、出題形式は具体物でも、ペーパー対策の中で養われる力が求められるため、しっかりと対策しておきましょう。
ちなみに、ペーパー学習は、具体物で学習した内容を定着させるうえでも有効なので、単元をよく選んだうえで普段の家庭学習に取り入れてみてくださいね!
2つ目は、多種多様な自由制作課題です。
先ほどもお伝えしたように、桐朋学園小学校の制作課題は、他の私立小学校と違って、お手本が示されたり、作り方が決まっているわけではありません。
「行きたい場所」「好きな世界」など抽象度の高いテーマに対して、自分で材料を選んで作らなければなりません。
こういった課題に対応できる発想力や巧緻性を身につけるためには、多種多様な制作課題に取り組んで、経験を積むしかありません。
また、お教室の制作の授業に多い指示制作だと、桐朋学園小学校の制作課題に対応できる力が十分に身につかないことが多いです。
桐朋学園小学校では、抽象的なテーマに加えて、普段使わないようなさまざまな材料が用意されているため、そういった意味でも多様な制作課題に取り組む必要があります。
そうした状況を踏まえて、オンラインで100種類以上の制作が自由に取り組める「MAGONOTE」という学習サービスを提供しているため、気になる方は以下のページもあわせて確認してみてくださいね!
ちなみに、今年もMAGONOTEを年単位でご活用いただき、桐朋学園にご縁をいただいた方もいらっしゃいました。

最後は、集団行動の経験を積むことです。
繰り返しになりますが、桐朋学園小学校は10人以上の集団テストが基本となっています。
そのため、集団行動に必要な「指示を聞く力」や「ルールを守る力」、「周りをよく見る力」、「お友だちと協力して取り組む姿勢」などが求められます。
ただし、このような力を家庭だけで身につけることは難しいです。
また、通い慣れたお教室で、顔馴染みのある先生のご指導のもと、仲の良いお友達とグループ活動を行っていると、どこかで成長が失速することもよくあります。
それを踏まえると、普段の園生活やお教室の授業だけでなく、いつも足を運ばない公園に行ってみたり、児童館で年齢の違う子どもと遊んでみたりなど、日常生活の中でのちょっとした工夫が大切になります。
また、普段通っていない塾の行動観察の講座を取ったり、模試で試験さながらの実践経験を積むこともポイントです。
どれだけ思考力や巧緻性が優れていても、集団テストに必要な基礎力が備わっていないと桐朋学園小学校ではご縁をいただけないので、集団行動を受験対策にベースにしっかりと据えましょう。
今回は、桐朋学園小学校に受かる子の特徴や家庭で力を入れるべき対策などについて、実際の試験やご縁をいただいたご家庭のケースを踏まえて、プロの視点から詳しく解説してきました。
桐朋学園小学校では、制作課題が特徴的なことから、想像力や発想力が重要であることは親御様もよく理解されています。
一方で、集団行動におけるコミュニケーション能力や協調性において、やや誤解されていたり、軽視されている印象を受けることもあります。
そのため、まずは土台として、集団行動に必要な基礎力をしっかりと築くこと、そのうえで制作課題やその他の課題で必要な独創性や思考力、表現力を養うことを意識してみてくださいね!
また、桐朋学園小学校の制作課題で必要な力を養える制作・巧緻性課題や、実際にご縁をいただいた方の情報が知りたいという方は、ぜひMAGONOTEもご活用くださいね!
小学校受験の現役講師兼コーチである私が運営している小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、100種類以上の制作・絵画の動画教材以外にも、受験対策や願書作成、面接対策に役立つコンテンツが多数あるため、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
![小学校受験SPOT[スポット]](https://resigrit.co.jp/shogakko-juken_spot/wp-content/uploads/2024/02/shogakko-juken_spot_logo_blue.webp)
