海外在住・帰国子女向けのおすすめ私立小学校と選び方【プロが解説】
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、海外在住の方におすすめの私立小学校やその選び方をご紹介していきたいと思います。
小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」やオンラインでの個別面談をさせていただくなかで、海外在住のご家庭の小学校受験相談を受けることも多いです。
そのような方が悩みやすいのが「学校選び」です。
たしかに海外在住だと、なかなか学校情報を得る機会が少なく、小学校受験の事情も把握しづらいので、志望校選びに迷ってしまいますよね…。
そこで今回は、海外在住組から受験されるご家庭が多い学校や選ぶ際のポイントなどについて、プロの視点からご紹介していきたいと思います。
このページは約20,000字とボリューミーな内容になっているので、何度も読み返せるように必ずブックマークをしておきましょう!
海外在住のご家庭の受験相談に乗っていると、
「英語教育が充実している学校を探している」
「大学附属の小学校が良い」
などのご希望をお持ちの方が多い印象です。
お仕事やご家庭の事情で海外に移住し、せっかく培われた英語能力を失いたくないという方も多いと思います。
しかし、海外から学校選びをする際は、どのエリアを選ぶか、いつ頃帰国できるかなども考慮する必要があります。
そこで以下では、海外在住組のご家庭が学校選びをするときのポイントをご紹介します。
ご自身が私立小学校を選ぶ上で何を重視しているのか見つめ直しながら読み進めていただけると幸いです。
1つ目は、英語教育の充実度です。
先ほどもお伝えしたように、海外在住組のご家庭は英語教育に力を入れている学校を選ぶ方が多いです。
私立小学校は基本的に公立小学校に比べたら英語教育に力を入れていることが多いです。
しかし、その中で特に英語教育に力を入れている学校があります。
例えば、「英語イマージョン教育」。
英語イマージョン教育は、英語を「教科」として学ぶのではなく、算数・理科・音楽などの教科を「英語で」学ぶことで、まるで英語圏に「浸す(immerse)」ように自然な形で実践的な英語力や思考力を身につけさせる教育手法を意味します。
都内の私立小学校だと「玉川学園小学部 EPクラス」「昭和女子大学附属昭和小学校 国際コース」などが挙げられます。
他にも週3日〜5日英語授業を設けている学校、海外研修・留学プログラムが充実している学校などもあります。
英語教育を重視している学校を探す際は、その中身もしっかりと確認したうえで比較・検討するようにしましょう。
2つ目は、附属校の有無と進学実績です。
海外在住組の方の中には、大学附属の学校を希望される方も多いです。
たしかに、大学までエスカレーター式で進学できると、親としては安心ですよね。
その一方で、有名大学附属の私立小学校は、その分も保護者からの人気もあるため、倍率も高いです。
関東圏でいえば、早稲田大学系属早稲田実業学校初等部や慶應義塾幼稚舎・慶應義塾横浜初等部、青山学院初等部、立教小学校・立教女学院小学校などが挙げられます。
これらの学校は、私立小学校受験の中でもトップクラスの人気・倍率を誇るため、正直言って狭き門です。
そのため、大学附属の小学校を希望する場合は、どのレベルの大学を想定しているのかもはっきりさせておきましょう。
他には、大学受験を前提とした中高附属の学校を選ぶのも選択肢の一つです。
大学受験の進学事績が良い中高の附属小も人気で高倍率なことは間違いないですが、有名大学の附属小だけに絞るよりは選択肢が広まります。
大学の附属小を希望している場合は、このような点も踏まえて再度志望校を見直してみるようにしましょう。
3つ目は、帰国時期と帰国後に住むエリアです。
海外在住組のご家庭にとって、「いつ帰国するのか」「帰国後どこに住むのか」は、学校選びに直結する非常に重要なポイントです。
まず帰国時期についてですが、私立小学校受験は基本的に年長の秋(9月〜11月前後)に本番を迎えるため、「受験直前に帰国する→帰国後すぐに受験対策を始める」というスケジュールになると、日本語環境や試験形式への適応が間に合わないケースも多々あります。
そのため、
・年中〜年長の早い段階で帰国する
・一時帰国やオンラインを活用して準備する
など、帰国タイミングを見据えた準備が必要になります。
また、帰国後の居住エリアも重要です。
私立小学校は通学範囲を重視する学校が多く、通学時間や低学年時の送迎負担*を考えると、通える学校が物理的に絞られることも少なくありません。
*送迎は義務となっている学校もあれば、逆に禁止している学校もあるため、詳細は志望校のHPや説明会で確認しましょう。
また、小学校受験では単願より併願するご家庭が多く、その併願校を選ぶ際にも居住エリアが重要になってきます。
そのため、海外在住中に志望校を考える場合は、「帰国後の生活拠点」とセットで学校選びを考えるようにしましょう。
4つ目は、入試時期と入試制度です。
先ほどお伝えしたように、私立小学校の入試は基本的に9月〜11月に行われることが多いです。
しかし、海外在住組のご家庭は帰国できる時期もさまざまだと思いますので、日本国内組と同じスケジュールで受験できるかどうかは、大きなハードルになります。
早めに帰国できる場合は、他のご家庭と同じように一般試験を受けられますが、帰国時期が合わない場合は、帰国子女向けの入試制度が設けられているかも確認する必要があります。
実際、私立小学校によっては、帰国子女向けの別日程入試を実施していたり、面接・考査内容を帰国子女向けに一部配慮してくれている学校もあります。
例えば、玉川学園小学部では、海外からの帰国、国内の転勤に伴う転居、国内のインター校在籍の方を対象に、入試時期に合わせて試験を実施するローリング入試(転・編入試)を導入しています。
他にも、帝京大学小学校の「Returnee children」、吉祥寺学園初等部「帰国生入試」などもあります。
さらに、どうしても新1年生募集の入試時期に合わせることができない場合、特定の学年のみ帰国子女の編入・転入試験を実施している学校もあります。
そのため、一般入試に「帰国子女枠があるか」だけでなく、どのような入試制度なのか、実際に海外在住者が受けやすい仕組みかまで、必ず確認するようにしましょう。
5つ目は、そもそも帰国子女の受け入れがあるかどうかという点です。
帰国子女を受け入れている私立小学校は、国際理解や英語教育に対して、少なからず関心を持っている可能性が高いといえます。
必ずしも英語力を重視しているという意味ではありませんが、海外での生活経験や多様な環境で育った背景を、教育の一つの価値として捉えている学校が多いのは事実です。
海外在住の経験があるご家庭にとって、日本の学校が海外の生活環境や文化の違いに一定の理解を示しているかどうかは、学校選びの重要な判断材料になります。
帰国子女の受け入れ実績がある学校であれば、言語面や生活面でのギャップについても、ある程度想定したうえで受け入れているケースが多く、親としても安心感につながります。
また、帰国子女を受け入れている学校は、クラスの多様性を前向きに捉え、子ども同士の学び合いを大切にしている傾向も見られます。
そうした環境は、帰国子女本人だけでなく、クラス全体にとっても良い刺激になる場合があります。
帰国子女の受け入れがあるかどうかは、単なる制度の有無ではなく、その学校がどのような価値観で子どもたちを迎えようとしているのかを知る手がかりの一つとして、丁寧に確認していくことが大切です。
次に、ここまで解説してきた内容を踏まえて、海外在住のご家庭におすすめの私立小学校を解説していきたいと思います。
都道府県別でご紹介しているので、帰国予定のエリアに合わせて参考にしてみてくださいね。
東京都の私立小学校
海外在住のご家庭におすすめの都内の私立小学校は以下の通りです。
昭和女子大学附属昭和小学校 国際コース(世田谷区)
昭和女子大学附属昭和小学校「国際コース」は、2024年度から「探究コース」と並んで新設され、日本の一条校でありながら、ケンブリッジ国際認定校*として認められている点が大きな特徴です。
*ケンブリッジ国際認定校とは、世界的に評価の高いケンブリッジ大学系の教育機関が定める基準を満たし、国際的なカリキュラムや教育の質が認められた学校に与えられる認定です。
学習内容や指導方法、評価の考え方などが国際水準に基づいて構成されており、海外の教育とも高い親和性を持っています。
国際コースでは、1クラス36名の児童に対して、日本人のバイリンガル教員と複数名の外国人教員が連携し、日常の学習の中で英語と日本語の両方に自然に触れられる体制が整えられています。
国際コースでは、英語は「学ぶ対象」としてだけでなく、「使いながら考えるための言語」として位置づけられており、英語で行う学びと、日本語で深める学びを組み合わせることで、言語力にとどまらない思考力や表現力を育んでいきます。
そのため、海外在住での経験を踏まえて将来、国や文化の違いを越えて人と関わり、自分の考えを発信できる力の基礎を、小学校段階から丁寧に培っていくことを目指すご家庭にはおすすめです。
昭和小学校は探究コース・国際コースともに人気があり、倍率も高いです。
また、ペーパーの試験内容は両コース同様ですが、面接では子どもへの英語の質問があるため、その対策も必要です。
もし受験される場合は、海外在住の段階から早めに対策を行うことが大切です。
玉川学園小学部 EPクラス(町田市)
玉川学園小学部のEPクラス(English Program)は、英語と日本語の両方を用いながら学ぶクラスで、英語が得意でなくても段階的に力を伸ばせるよう配慮された環境が整っています。
指導は、日本の小学校教員免許を持つ教員に加え、英語圏の教員免許またはTESOL資格を持つ教員が担当します。
日本語で学ぶ教科では文部科学省の検定教科書を使用し、英語で行う授業や日英併用の教科では、その内容を英語でも学べるよう教材が工夫されています。
授業の約6割は英語で行われますが、日本語でのフォローもあるため、入学時点で高い英語力は必要ありません。
家庭で英語を使う必要はなく、保護者が英語を話せなくても問題ありません。宿題についても学校でサポートが行われます。
また、在籍中にEPクラスとJPクラスの相互変更が可能で、定員状況によっては転・編入学試験が行われることもあります。
EPクラスは、英語を日常的に使いながら、無理なく学びを深めていくことを大切にしたクラスです。
玉川学園は、幼稚園から大学まであり、敷地が広く、設備も充実しています。
また、海外在住の方向けに、帰国時期に柔軟に対応した「ローリング入試」も実施してくれるため、そういった意味でもおすすめです。
吉祥寺学園初等部(武蔵野市)
吉祥寺学園初等部では、帰国の時期に合わせて「帰国生入試」を実施しています。
帰国生専用のクラスを設けているわけではありませんが、通常の学級の中で、一人ひとりの学習状況や経験に応じたカリキュラムを組み、個別対応を行っている点が特徴です。
1クラス35名の学級編成で、活気のある集団の中に多様性を取り入れたインクルーシブな教育を実践しています。
2年生以上の学級にはASDの児童も在籍しており、きめ細かな指導のもとで共に学び、学校生活を送っています。総合学習や「こころ」の時間では、互いを理解し合い、より良い関係を築くための学びを重ねることで、思いやりや他者を尊重する姿勢を自然に育んでいきます。
教育は初等部6年間と中等部3年間を一体とした9年間のカリキュラムで構成されており、基礎学力の定着と心身の成長を大切にしています。
初等部では、学習だけでなく、遊びや生活体験を通して子どもらしい成長を支え、中等部では高校受験を見据えた計画的な進学指導を行います。授業はやや早めの進度で進められ、校内模試や講習、少人数での進学指導など、学校全体で受験を支える体制が整えられています。
指導体制は専科制を取り入れており、5年生以上は教科ごとに専門の教員が担当します。
学習面で不安がある場合には、担任や教科担当が連携し、必要に応じて個別の補習を行うなど、複数の教員で子どもを支える仕組みが用意されています。
英語については、1・2年生は週1時間、3年生以上は週2時間の授業があり、日本人の英語専科教員と外国人講師によるティームティーチングが行われています。
海外のリーディング教材を活用した個別学習の時間も設けられており、帰国生や英語力の高い子どもは、自分のレベルに応じて学習を進めることができます。英検Jr.や英検に加え、TOEIC Bridgeを校内で受験できる機会もあります。
中等部では英語の授業を習熟度別に行い、上級者向けの特別コースも設置されています。
オンラインによる外国人講師とのマンツーマン英会話を取り入れ、実践的な英語力を伸ばしながら、日本の高校入試に必要な力もしっかりと身につけていく教育が行われています。
成蹊小学校(武蔵野市)
成蹊小学校は、新1年生の帰国生向けの入試や特別枠はありませんが、独自の国際学級を設けており、親4年生のみ募集を行っています。
成蹊小の帰国生受け入れの歴史は古く、現在は帰国生専用の学級を設けず、一般学級の児童と共に学ぶ「混入教育」を採用しています。それは「子どもは子どもたちの中で育つ」という考えを大切にしているためです。
入学後すぐに一般学級に入るのではなく、最初の約1か月は帰国生のみで学ぶ期間を設け、その後、段階的に一般学級へ移行します。
混入後も、国際学級と一般学級の教員が連携し、必要に応じて学習面の支援を行います。
国際学級の取り組みは、主に4つの柱で構成されています。
第1に、海外での経験を共有することで自然に育まれる国際理解
第2に、一人ひとりの学習状況に応じた個別支援
第3に、日本の学校生活や集団生活への段階的な適応支援
第4に、日本の小学校が初めての家庭に対する、丁寧な保護者サポートです。
こうした取り組みを通して、帰国生が安心して日本の学校生活に馴染み、個性を大切にしながら充実した学びを続けられる環境が整えられています。
成蹊小学校は、世界各国から帰国した子どもたちを受け入れきた実績があるため、海外在住のご家庭に対しても他の学校に比べると理解が深いと思います。
そのため、帰国時期が合うようであれば、一般入試で受ける学校の候補として検討されると良いと思います。
しかし、昭和と同様に人気があり、倍率も高いため、本気で狙うのであれば早めから対策が重要です。
聖心女子学院初等科(東京都港区)
聖心女子学院初等科は、定期的に帰国子女の受け入れを行っている人気女子校の一つです。
年によりますが、毎年数名ずつ入学しており、初等科全体の約15%が海外で生活経験のある帰国子女と公表されています。
聖心女子学院初等科では、子どもの成長段階に合わせて学びを区切る「4-4-4制」を採用しています。12年間を3つのステージに分け、それぞれの時期に合った学びを大切にしています。
ファーストステージ(1〜4年生)では、学習の基礎をしっかり身につけることを重視します。少人数クラスの中で、読み書きや計算、考える力を丁寧に育て、英語や体験学習、異学年交流を通して学ぶ姿勢を養います。
4年生では学校会場で全員が英検Jr.を受検し、英語への意識を高めています。
セカンドステージ(5年生〜8年生)は、心も体も大きく成長する時期です。少人数学級を導入し、落ち着いた環境の中で理解を深めます。初等から中等へ無理なくつなげることを意識し、探究学習や体験活動を通して、考える力や他者への関心を広げていきます。
5・6年生は全員英単語検定を受検します。さらに、6~11年生の希望者は学校会場で実用英語技能検定(英検)を受検することができ、英語の学びへの励みにしています。
サードステージ(9年生〜12年生)では、学びを発展させながら将来の進路を見据えた力を身につけます。日本語の思考力と英語力の両方を大切にし、習熟度別授業や選択授業、ICTを活用した学習を通して、自分で考え選ぶ力を育てます。
また、教育内容や施設は時代に合わせて見直されており、自然環境やデジタル技術を活かした学び、養蜂を取り入れたSTEM教育など、実体験を重視した取り組みも行われています。
中等科では、一学級を二分割した少人数による英語教育を週6時間を実施したり、姉妹校とのネットワークを生かしたさまざまな留学制度・海外体験学習も行なっています。
そのため、充実した中高一貫校教育をご希望の場合は、ぜひ検討してみてくださいね。
また、聖心女子は、小学校受験をされる女子からもかなり人気なので、もし受験される場合は余裕を持って対策を始めることが大切です。
啓明学園初等学校(昭島市)
啓明学園初等学校では、日本で育った子どもと、海外での生活や異なる言語環境を経験してきた国際生が、同じクラスで学校生活を送っているのが特徴です。
生まれ育った国や文化、使ってきた言語を「その子のルーツ」として尊重し、それぞれの背景を大切にすることを基本姿勢としています。
日常的に異なる文化や価値観に触れることは、子どもたちの成長に良い影響をもたらす一方、国際生にとっては、日本語で行われる教科学習が難しく感じられる場面もあります。
そこで啓明学園初等学校では、子ども一人ひとりがこれまでに身につけてきた言語の力を土台に、日本語での理解や表現につなげていく支援を行っています。
国際生向けの学習では、日本語の「話す・聞く・読む・書く」の4つの力を丁寧に見取り、それぞれのレベルに応じた目標を設定します。授業内容を日本語で理解し、自分の考えを表現できるようになることを目指して、計画的に学習を進めます。
また、家庭と連携しながら、毎日の読み書き練習や正しい姿勢、話を聞く態度など、学習の土台となる基本的な学習習慣も大切に育てています。
言葉については、経験を通して語彙を増やし、「わかる」「考える」「伝える」力を育てることを重視しています。特に、抽象的な言葉の理解が難しくなりやすい点に配慮し、教科の学習を通して、日本語で理解し表現できる力が身につくよう工夫した授業が行われています。
啓明学園初等学校は、多様な背景を受け止めながら、日本語で学ぶ力を丁寧に育てていくことを大切にしているのも魅力の一つです。
神奈川県の私立小学校
海外在住のご家庭におすすめの神奈川県内の私立小学校は以下の通りです。
LCA国際小学校(相模原市)
LCA国際小学校は、文部科学省の認可を受けた私立小学校として、日本人としての土台を大切にしながら、英語を使って国際社会で活躍できる人材の育成を目指している学校です。
インターナショナルスクールとは異なり、日本の教育制度の中で学びながら、独自の国際教育を行っています。
教育の軸となっているのは、日本語・国語力と日本文化への理解です。
国語教育に力を入れ、読書や作文を通して語彙力や表現力を育てるとともに、日本の歴史や文化を学び、日本人としてのアイデンティティをしっかり身につけていきます。
その土台の上で行われるのが、LCA独自のアクティブ英語イマージョン教育です。
学校生活の多くを英語で過ごし、授業だけでなく日常的な会話の中でも英語を使う環境が整えられています。
1年生から5年生までは外国人教員がクラス担任を務め、低学年では特に英語で行う授業の割合を高く設定しています。英語は「教科」としてだけでなく、考え、伝えるための道具として自然に身につけていくことを重視しています。
また、英語で自分の考えを発信する機会としてスピーチコンテストが行われるなど、実践的な英語力を伸ばす取り組みも特徴です。卒業時にはCEFR B1(英検2級程度)以上の英語力を目標としています。
さらに、外国文化と日本文化を比較しながら学ぶ国際教養教育にも力を入れています。
校内の展示スペースを活用し、西洋美術や歴史に触れる機会を設けるなど、世界の文化を知る中で、日本への理解と誇りを深めていきます。国際的なマナーや価値観についても学び、多様な文化の中で共に生きる姿勢を育てています。
LCA国際小学校は、日本人としての軸を大切にしながら、英語力・思考力・表現力をバランスよく育てたいという方と相性の良い学校だと思います。
湘南白百合学園小学校(相模原市)
湘南白百合学園小学校は、キリスト教(カトリック)の精神に基づき、一人ひとりを大切にする全人教育を柱とし、誠実に生き、愛の心をもって社会に奉仕できる女性の育成を目指す学校です。
正解のない時代を生きる子どもたちが、主体的に考え行動し、将来リーダーシップを発揮できる力を育むことを大切にしています。
帰国子女の編入については名簿登録制を採用しており、1年生から4年生までを対象に、学年の空き状況に応じて随時募集が行われます。登録後、受け入れが可能となった場合に学校から連絡が入る仕組みです。
英語教育では、小学生の高い吸収力を活かし、週2時間、基本的に英語で行う授業を実施しています。映像やカード、絵本など多様な教材を用い、無理なく理解を促す工夫がなされており、6年間の継続した学びを通して、すべての児童が着実にリスニング力を伸ばしていきます。
伝統あるカトリック教育を基盤に、家庭と連携しながら、子どもたちが「この学校で学んでよかった」と心から感じられる学びと成長の場を築いている学校です。
海外でキリスト教系の学校に通っている方、キリスト教へ入信されている方は、帰国子女編入学試験を実施している数少ないミッションスクールでもあるため、ぜひご検討くださいね!
聖セシリア小学校(大和市)
聖セシリア小学校は、カトリック精神に基づき、学校を「人間形成の場」と捉え、子どもたちが今を生き、これからの社会をたくましく生き抜いていくための力を、学校生活全体を通して育むことを大切にしています
そのために「すすんで考える子」「最後までやりぬく子」「まわりを大切にする子」の3つの教育目標を掲げています。
英語教育では、専任のイギリス人教員が「聞く」「話す」を中心に指導を行っています。
歌やゲームなどの活動を取り入れ、英語の楽しさを感じながら、自然に意味を理解し、自分の考えや気持ちを英語で伝えられるようになることを目指しています。
英語の授業は、1〜3年生で週2時間、4〜6年生で週3時間実施されています。
さらに、4〜6年生では、学年ミックス・習熟度別で行う英会話(EC)の授業や、英語演劇の時間も設けられており、表現する楽しさを味わいながら、実践的な英語力を伸ばしていきます。
聖セシリア小学校では、帰国生を対象とした学校見学や考査日の相談を、帰国の時期に合わせて随時受け付けているため、海外在住のご家庭も出願しやすいのも大きな魅力のひとつです。
清泉小学校(鎌倉市)
清泉小学校では、編入生および帰国子女の受け入れを行っている数少ない学校のひとつです。
ただし、募集学年は新2年生から新5年生までで、いずれも本校の教育方針に理解と共感のあるご家庭の児童が対象となります。
清泉小学校は、以前から「世界に開かれた教育」を大切にしており、日本の小学校で英語教育が一般化する以前から、継続して英語教育に取り組んできました。
英語は特別な教科として切り離すのではなく、異なる文化や考え方に触れ、多角的な視点で物事を考える力を育てるための学びとして位置づけられています。
英語の授業は、専科教員による指導に加え、クラス担任、ネイティブ教員がそれぞれ関わる体制となっており、週を通して複数の教員から英語を学ぶ環境が整えられています。
6年間を通じて、言語としての英語だけでなく、その背景にある文化や価値観への理解も深めていきます。
授業時間は、1・2年生で週2時間、3・4年生で週3時間、5・6年生で週4時間と、学年が上がるにつれて段階的に充実していく構成です。
無理のない積み重ねの中で、英語への親しみと理解を深めながら、将来につながる力を育てていくことを大切にしています。
清泉小学校は、日本の小学校としての学びを大切にしながら、国際的な視野を自然に広げていく教育を長年にわたり実践してきた学校という位置づけです。
帰国子女としての応募には一定の条件が設けられており、海外在住の理由が保護者の勤務や職業上の必要によるものであること、1年以上継続して海外の現地校・国際学校・日本人学校のいずれかに在籍していたこと、帰国後1年以内であることが求められます。
また、該当学年に相当する日本語の読み書きの力を有していることも条件の一つです。
清泉小学校が気になる方、詳細を知りたい方は学校HPをご確認くださいね!
埼玉県の私立小学校
海外在住のご家庭におすすめの埼玉県の私立小学校は以下の通りです。
西武学園文理小学校(狭山市)
西武学園武運り小学校は、英語の授業に加えて、音楽・図工・体育・情報を英語で学ぶ文理イマージョン教育を行っています。
日本人教員と外国人英語講師が連携し、英語を「学ぶもの」ではなく「使う道具」として自然に身につけていきます。
授業では、耳・目・口・体を使う独自の指導法を取り入れ、聞く・話す体験を重ねながら、英語で伝える力を育てます。
4~6年生では、Reading・Writingにも取り組み、学んだ知識を整理しながら、より深い理解につなげていきます。
日常的に外国人英語講師と関わる環境の中で、英語への抵抗感を持たず、積極的にコミュニケーションを取れる力を育てることを大切にしています。
そのため、英語教育に力を入れている学校をご希望の方は、選択肢の一つとして検討すると良いと思います。
海外にお住まいの受験生・保護者の方向けに帰国生入試の内容や入学後の学校生活についてのご質問を受け付けるための専用フォームが用意されています。
気になる方はぜひお問い合わせしてみてくださいね。
開智小学校(さいたま市)
開智小学校では、帰国子女やインターナショナルスクール出身の児童が新しい学校生活に無理なく適応できるよう配慮が行われています。
ネイティブ教員がチーム担任として関わり、日常の学校生活の中でもサポートを行います。
また、英語の授業は習熟度別で実施されており、英語力に応じた学びが可能なのも魅力のひとつです。
英語の授業は、1年生から週5回、ネイティブ教員が行い、英語を通して思考力・表現力を育てる教育を実践しています。
また、単に英語を「学ぶ」のではなく、英語を使って考え、伝えることを大切にしている点が特徴です。
プライマリー(1〜4年生)では、音楽や図工を英語で行う授業を取り入れ、体を動かしながら自然に英語に親しみます。
さらに、指示や活動を英語で理解する経験を重ねることで、言語だけでなく文化への理解も深めていきます。
校内では日常的にネイティブ教員と英語でやり取りする場面が多く、特別な時間に限らず、生活の中で英語に触れられる環境が整えられています。
セカンダリー(5〜8年生)では、教科書を用いた授業やリーディング理解のクラスが加わり、読む力・考える力を段階的に伸ばしていきます。学年が上がるにつれて、英語で自分の考えをまとめ、発表する機会も増えていきます。
こうした学びの成果を発揮する場として、英語スピーチコンテストも実施されており、子どもたちはそのような機会を通して表現力と自信を高めていきます。
英語の授業は少人数グループで行われ、週あたりの授業時間数や内容は学年に応じて段階的に構成されています。
海外からの帰国や、転勤・転居により遠方から編入を希望される場合には、状況に応じて随時編入試験を実施しているので、気になる方はお問合せしてみてくださいね。
千葉県の私立小学校
海外在住のご家庭におすすめの千葉県の私立小学校は以下の通りです。
暁星国際流山小学校(流山市)
暁星国際流山小学校では、帰国生やインターナショナルスクール出身の児童が、これまでに培ってきた語学力や国際的な感覚を生かしながら、日本の学校教育に無理なく適応できる環境が整えられています。
英語は教科として学ぶものではなく、学習や学校生活の中で使うツールとして位置づけられており、算数・理科・図工などを英語で学ぶイマージョン教育を実施しています。
英語使用は促されますが強制ではなく、日本語とのバランスを大切にしながら、それぞれの背景や習熟度に応じて学びを進めていきます。
第二外国語としてフランス語にも触れることで、多言語環境に慣れている帰国生・インター出身の子どもにとって、言語感覚をさらに広げられる点も特長です。
また、日本語・英語・フランス語すべてにおいて、「わかる」だけでなく「伝える力(アウトプット力)」を重視しています。
一方で、日本の学校で学ぶ上で不可欠な日本語力(読み・書き・表現)の育成にも力を入れており、国語教育や読書活動を通して、母語としての日本語をしっかりと定着させていきます。
インター校からの編入や帰国直後でも、土台を整えながら段階的に力を伸ばせる体制が整っているのが大きな魅力です。
暁星国際流山小学校では随時、帰国子女の方の編入のご相談にのっているので、気になる方はお問合せしてみてくださいね。
暁星国際小学校 インターナショナルコース(流山市)
暁星国際小学校インターナショナルコースは、もともと英語によるイマージョン教育を行うコースとしてスタートしましたが、近年はその性格が変化し、英語を生活言語とするインターナショナルスクールタイプのコースとして位置づけられています。
その背景には、日本に定住する外国人家庭の増加や、国際結婚家庭、海外駐在・留学を経て帰国する家庭の増加があります。そのため現在は、英語を母語とする、または日常的に英語を使用してきた子どもたちが多く在籍しています。
また、こうした在留外国人子女や帰国生に対し、英語で初等教育を受けられる場を提供すると同時に、将来日本社会で生活していくために必要な日本語や日本的な思考様式も学べる環境を整えています。
授業や学級活動の大部分は英語で行われ、学級担任は外国人教員が務めています。
カリキュラムは日本の学習指導要領に基づきつつ、英語(週6時間)、宗教(週1時間)、フランス語(週2時間)といった独自の教科構成が加えられています。
使用する教科書は、アメリカの公立小学校で実際に使われているものです。
インターナショナルコースでは、日本人児童・外国人児童の別なく、英語と日本語のバイリンガルとして育つことを目標としています。
家庭との連絡は翻訳機能付きのアプリを使用するなど、言語面での配慮も行われています。
なお、家庭内で英語を使用していないお子さまが入学・編転入を希望する場合には、英語での学校生活や授業についていける一定の英語力が求められます。
小学校卒業後は、学園内の中学・高校インターナショナルコースへ進学し、海外大学や国際系学部への進学を目指すことが可能です。また、他コースへ進み、進路の幅を広げる選択肢も用意されています。
帰国生の場合、学期途中でも随時、入学試験を実施しているので、気になる方はお問合せしてみてくださいね。
群馬県の私立小学校
海外在住のご家庭におすすめの群馬県の私立小学校は以下の通りです。
ぐんま国際アカデミー(太田市)
ぐんま国際アカデミーでは、算数・理科・社会・芸術など、教科の約70%を英語で学ぶイマージョン教育を行っています。
授業は一方的な講義形式ではなく、活動や探究を通して学ぶスタイルが中心です。その中で子どもたちは高い適応力を発揮し、自然に英語に慣れ親しんでいきます。
小学校6年生の段階で、自分の考えを持ち、英語でディスカッションやディベートができる力を目標としています。
初等部から高等部までの12年間一貫教育により、共通の理念のもとで学びを積み重ね、英語力は日常会話レベルから、学術的な文章を読み書きできる段階まで段階的に高めていきます。
中学・高校受験がないため、点数重視の学習に追われることなく、議論やプレゼンテーションに十分な時間をかけ、思考力の土台を育てます。
また、初等部から高等部まで一人ひとりの情報を継続的に共有し、長期的な視点で個性や特性を見取りながらサポートしています。
多様な背景を持つ教員や仲間との関わりを通して、物事を客観的に考え、判断する力を養い、国籍や文化の違いにとらわれない真の国際人として成長していく環境が整えられています。
編入・転入を希望する場合は、ウェイティングリスト(待機者登録)への登録が必要となるため、転入・編入試験を希望される方は詳細をご確認くださいね。
そこで今回は、海外在住組から受験されるご家庭が多い学校やおすすめの学校などについて、プロの視点からご紹介してきました。
海外から私立小学校を受験する場合は、学校選びにおいて何を重視するかをまずはっきりさせることが大切です。
そのあとで、今回解説したような現実的な帰国時期やエリアなどをもとに、志望校を絞っていくようにしましょう。
ただ、初めて小学校受験をされる方だと、わからないことがたくさんあって不安な方も多いと思います。
そのよな方は、個別面談を随時行っていますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
海外在住から私立小学校受験をされる場合、早めから対策していくことも大切です。
具体的にどんな点に気をつければいいか、どのように対策すればよいかについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!

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