【小学校受験の面接のタブー】面接での注意点やNG行動をプロが解説
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、小学校受験の面接でやってはいけないタブーについてご紹介します。
小学校受験では、ほとんどの私立小学校で面接が行われます。
また、面接ではそのご家庭の教育方針や親の人柄、家族の絆の強さなどをチェックしています。
そんな面接で絶対やってはいけないと言われているタブーがあることをご存知ですか?
小学校受験の面接の際にあることをやってしまうと、一発OUTになると言われています。
ですが、私自身、模擬面接などをしていると、無意識のうちにそのタブーを犯して知る保護者が多いです。
そこでこの記事では、小学校受験の面接で特にやってしまいがちなタブーを厳選してご紹介します。
この記事を最後まできちんと読めば、小学校受験の面接で最低限守るべきことを知ることができます。
小学校受験の面接で失敗しないためにも、しっかりとこちらのページをブックマークしておきましょう!
まずは小学校受験の面接でタブーとされている身なりからご紹介していきます。
一般的なビジネスマナーと重なるところも多いですが、小学校受験特有のルールもあるので、必ず確認するようにしましょう。
面接では第一印象も大事です!
以下でご紹介するタブーを犯さないようにして、良い印象を持ってもらえるようにしましょう。
小学校受験の面接で派手な服装や髪型はタブーとされています。
小学校受験の服装は基本的に「紺色」一択です。
そのため、派手な色や柄のスーツを着てしまうと悪目立ちしてしまって、面接官からの印象も悪くなります。
また、髪型も面接官の第一印象を決める大きな要素の一つですので、普段金髪や茶髪など目立つ髪色にしている方は受験のときだけも黒色に染め直しましょう。
ロングヘアの方は一つにまとめるこことで、より清楚で品のある印象を与えることができます。
ショートヘアの方は、紙を耳にかけることがポイントです。
ちなみに、ネイルなどもNGなので気をつけてくださいね。
お父様が気をつけるべき身なりについては、後ほど詳しく解説しますね!
小学校受験の面接では、ギラギラと目立つアクセサリーをつけるのもタブーと言われています。
小学校受験をされる方の中には、ハイブランドのアクセサリーをたくさん身につけて、自らの経済力を誇示しようとする方も一定数いますが、受験では何もプラスになりません。
それどころか、面接官に派手な印象を与えてしまうリスクもあります。
そのため、ご主人も奥様も目立つアクセサリーは身につけないことをおすすめします。
基本的にアクセサリーは結婚指輪のみでOKです。
時計に関しては目立つものではなく、シンプルであまり主張が強くないものを選ぶようにしましょう。
イヤリングやネックレスなど余計なアクセサリーを身につける必要はありません。
小学校受験の面接では、清潔感が感じられない身なりもタブーとされています。
清潔感という点においては、特にご主人に気をつけていただきたいポイントがいくつかあります。
1つ目は、髭です。
髭が顔全体に生えている方は、もし可能であれば面接のときだけでもすべて剃ることをおすすめします。
職業柄それが難しいようであれば、目立たないように最低限整えるようにしましょう。
2つ目は髪型です。
男性の中に髪型に無頓着な方もいます。そのような方は、受験前に一度美容室に行って整えるようにしましょう。
もしこだわりの髪型がある方は、それが一般的なビジネスマナーの観点から考えたときに悪印象にならないか考えてみてください。
たとえば、ロングヘアーの方はそのままだと清潔感のある印象を持ってもらえない可能性があるため、結いたり、必要に応じてカットしたりすることが必要です。
また、金髪や茶髪など派手な髪色の場合は黒に染めなすのが無難でしょう。
他にも、強いパーマをかけていたり、サイドの部分や前髪が重たいと、あまり良い印象を持たれないことが多いです。
小学校受験の面接では、黒髪短髪ですっきりしているヘアスタイルが好印象を持たれやすいです。
そのため、髪型に関しても気をつけるようにしましょう。
3つ目は、爪や手です。
面接では意外と手元が見られています。
また、「本質は細部に現れる」という言葉もあります。
そのため、普段から手入れしている方は問題ありませんが、そうでない方は爪や指先をきれいに整えておくようにしましょう。
4つ目は歯です。
面接で面接官の質問に答えたり、笑ったりすると、どうしても歯が見えてしまいます。
そのため、歯に関しても真っ白にする必要はありませんが、不潔な印象を与えてしまうような状態になっていないか確認しておくようにしましょう。
特に普段タバコを吸っている方はヤニのせいで歯が黄色くなってしまっている可能性が高いです。
そうするとあまり清潔感が感じられないため、必要に応じてホワイトニングなども行うことをおすすめします。
この4つのポイントをしっかりと意識すれば、清潔感を自然を出すことができます!
小学校受験の面接ではカジュアルな服装もタブーとされています。
近年、「クールビズ」が主流になってきたり、スーツほどフォーマルではないけれど、ビジネスの場でも通用する「オフィスカジュアル」がビジネスの場では流行っています。
ですが、小学校受験の面接はあくまでフォーマルな場なので、カジュアルな服装はNGです。
そのため、基本的にご主人は「無地の紺色スーツ」「白のYシャツ」「紺やブルー系のネクタイ」「黒、または紺のソックス(スネがでない丈の長さ)」を着用しましょう。
奥様は、お受験スーツと言われる濃紺の女性用スーツがベストでしょう。
パンツスーツなどもカジュアルな印象を与えてしまうためタブーとされています。
小学校受験の面接では強い香りもタブーとされています。
受験では、基本的に無臭がベストです。
そのため、普段から香水をつけている方は注意しましょう。
また、体臭もケアする必要があります。
受験本番は秋〜冬のため比較的涼しい時期ですが、元々の体質や緊張も相まって汗をかきやすい人もいらっしゃると思います。
そのような方は、必要に応じて制汗剤(無臭)を使って匂いケアをすることも忘れないでくださいね!
匂いは自分では気づかないことが多いので、ご夫婦や仲の良い友人に協力してもらうことをおすすめします!
小学校受験の面接では、絶対にやってはいけないタブーな発言や言葉というのもあります。
ですが、模擬面接をしていると、無意識のうちにそのような発言や言葉選びをしてしまっている方も多いです。
すでに面接対策をしていたり、回答を考えている最中の方は、以下のようなタブーに触れていないか見直してみてくださいね!
1つ目は、学校の教育方針に対する否定的な意見です。
小学校受験の面接でこのような発言をしてしまったら、一発OUTになると言っても過言ではありません。
そもそも小学校受験では、志望校の教育理念や指導方針に共感・賛同して入学を希望しているという考え方が大前提にあります。
それなのに、面接で志望校の教育方針に対して否定的な意見を言うのは矛盾しています。
ですが、模擬面接などをしていると、
「この点は共感しますが、この点は違う考えを持っています」
とわざわざ否定的な意見を言ってしまう親御さんは意外といます。
親御さんからしたら悪気はないのかもしれませんが、入学を希望している先生方に疑問を抱かせるような発言をするメリットはありません。
そのため、志望理由や家庭の教育方針を聞かれた際は、学校に教育方針に対して否定的な内容や要素が含まれていないか確認するようにしましょう。
志望校の教育理念や指導方針になぜ共感や賛同しているのか、その理由もきちんと答え得られると好印象を持たれやすいです。
2つ目は、学校への過度な期待です。
私立小学校を受験する方の中には、学校の公式HPや説明会への参加などを通して、入学後の学校生活に大きな期待や希望を抱いている方もいると思います。
もちろん、その強い思いを願書や面接で志望校へ伝えることは大切です。
ただ、一点気をつけてほしいことがあります。
それは「学校への過度な期待」をアピールすることです。
小学校受験の面接では、「本校に期待することは何ですか。」という質問をしてくることがよくあります。
その際、
「子どもにこのような教育環境や体験を与えてあげてほしいです」
「先生方には、子どもに対して・・・な関わり方をしていただきたいです」
というようなことを伝えてしまうと、学校側は「要望が多い保護者」だという印象を持ってしまう可能性があります。
また、先生方の中には、今までのご経験から「要望が多い=モンスターペアレント」になり得るというお考えをお持ちの方も多いです。
もしそのような印象を持たれてしまったら、ご縁をいただけない可能性が高くなってしまうため注意しましょう。
学校に期待することを聞かれた際は、先ほどご紹介したような言葉選びをしないこと、そして過度な期待をしないことの2点を意識しましょう。
3つ目は、学校に対する非協力的な姿勢です。
当然ですが、どの小学校も学校に対して協力的な姿勢を示してくれるご家庭を好みます。
そのため、面接で学校に対して非協力的だと思われる発言をするのは絶対NGです。
例えば、「お仕事をされているようですが、学校行事にはご参加できますか。」というご主人への質問に対して、
「できる限り参加します」
「私は参加できなくても、妻や祖父母に必ず参加してもらいます」
というような旨の内容を伝えてしまうと、「協力的ではない」「子どものことに無関心」というような悪印象を持たれてしまい一発OUTになることが多いです。
特に、学校行事や役員、緊急時のお迎えに関する質問は、学校に対して協力的か、入学後に学校と家庭間で連携を取れるかをチェックしているため注意して答えることがポイントです。
このような質問をされたときは、学校側に対して協力する意思があることをアピールするようにしましょう。
4つ目は、学校任せと思われる発言です。
小学校受験の面接では、
「お子さんが学校で喧嘩をしたらどうしますか」
「学校でトラブルが起きたときはどのように対処しますか」
というような質問をされることがあります。
そのような質問をされた際に、
「基本的に学校にお任せします」
「学校の指示に従います」
というようなことだけを伝えてしまうと、「すべて学校の責任にするかもしれない」「学校任せのご家庭」というような悪印象を持たれてしまいます。
また、このような回答は、先ほどお伝えしたように「非協力的なご家庭」だと思われるリスクもあります。
そのため、学校任せだと思われるような発言や言葉選びになっていないかも確認するようにしましょう。
5つ目は、上から目線に捉えられるような内容です。
小学校受験の面接では、上から目線の発言もタブーとされています。
例えば、志望理由を聞かれた際に、
「御校は私の息子にふさわしいと思いました」
「御校の教育環境や在校生の良さ等を併せ考え、志願いたしました」
というような答え方や言葉選びをすると、上から目線的な印象を持たれてしまいやすいです。
また、特に社会的地位が高い親御さんは無意識のうちにこのような言い回しになってしまいがちなので注意が必要です。
小学校受験において、我々はあくまで志願させていただく側であるため、その立場を弁えたうえで、謙虚な姿勢を示すことが大切です。
6つ目は宗教への無関心です。
ミッション系の小学校や仏教系の小学校を受験する場合、面接で宗教に関して質問されることがあります。
宗教系の学校を受験する場合、必ずしも入信していなければいけないわけではありません。
ですが、面接で宗教に関する質問をされたときに、その宗教への理解を示す必要はあります。
例えば、キリスト教系の学校を受験するのであれば、週末親子で礼拝に参加してみたり、子ども向けの聖書などを読んだりしましょう。
そして、それを面接で伝えることができれば、「その宗教に対して関心があること」や「理解しようとする姿勢」などをアピールすることができます。
一方で、そのような努力を一切しなかったり、宗教に関して質問されたときに言葉に詰まったりすると、「このご家庭は学校への理解が足りない」「当校の教育方針とは合わない」というような印象を持たれてしまって、ご縁をいただけない可能性が高くなります。
宗教系の学校を受験する場合は、入信していなくても、それを学び、理解しようとする姿勢をアピールすることがポイントです。
7つ目は他校を貶めるような発言です。
面接では、併願校を聞かれることも多々あります。
そのときに、
「◯◯校よりレベルの高い御校を志願いたしました」
というような他校を貶めるよう発言もNGです。
このような発言をすると、それを聞いた先生方の中に「他校の面接ではうちの学校を下げるようなことを言っているのでは?」という疑いが芽生えてしまいます。
また、このような他校を貶める発言をすると、親御さんの人間性自体にも疑問を持たざるを得ません。
そのため、併願校や第1志望校を聞かれた際は、いくらその学校への熱意をアピールしたいからといって、他の学校名を挙げて貶めるような発言は絶対にしないようにしましょう。
小学校受験の面接では、ここまでご紹介してきた身なりや態度だけではなく、親御さんの態度もチェックされています。
そこで以下では、面接でやってしまいがちなタブーな態度を厳選してご紹介します。
これから模擬面接を受ける方は、以下でご紹介する態度を取ってしまわないように気をつけてくださいね!
当然ですが、面接官を見下すような態度を取るのは絶対NGです。
社会でご活躍されてきた親御さんの中には、
「教師は社会に出たことがないから社会の厳しさを知らない」
「教師はずっと子どもを相手にしているから社会人の苦労を知らない」
など教師という職業に対してあまり良くない印象を持っていたり、下に見ている方もいらっしゃると思います。
また、面接の時にそれが態度に出てしまっている方も多いです。
ただ、少しでもそのような態度を取ってしまうと先生方に悪印象を持たれるきっかけになり、ご縁をいただけなくなる可能性が高いです。
そのため、職業で判断されず、しっかりと敬意を持って接することが大切です。
小学校受験の面接は、待ち時間が長かったり、願書に書いてある内容をあえてもう一度聞いてきたりなどすることがあります。
また、受験する保護者の中には、そのようなことに対して腹を立てたり、不満げな態度を取ってしまったりする方も一定数います。
また、本人は意識していなくても、表情や仕草などに出てしまう方もいらっしゃいます。
そのような様子を見せてしまうと、当然面接官の印象は悪くなりますし、ストレス耐性がない方だと思われてしまいます。
そのため、納得いかないことや学校側の運営において非効率的なことがあったとしても、それを態度に出さず、淡々とこなすことも大切です。
小学校受験の面接では、横柄な態度や威圧的な態度もタブーとされています。
特に普段から社会的地位の高い立場にいる方は、面接の際にもそのような態度を取ってしまいがちです。
また、意識していなくても座り方や表情に偉そうな感じが出てしまったり、上から目線の言葉遣いや表現になってしまうケースが多いので注意が必要です。
先ほどもお伝えしたように、普段の社会では地位が高くても、小学校受験ではあくまで入学を志願する側であるため、その立場を理解したうえで接することが大切です。
無意識のうちに横柄な態度になってしまっていることもあるので、模擬面接などを通して第3者の意見を聞くことも大切です。
面接の時にプレゼンテーションのように身振り手振りをつけてしまうのもタブーとされています。
志望校への強い思いがあると、無意識のうちに身振り手振りが多くなってしまう方は多いですが、小学校受験の面接では適切な振る舞いとは言えません。
また、動画を撮影して客観的に見てみるとわかりますが、面接で身振り手振りが多いと落ち着きがないように見えますし、先生の中にはそれを不快に感じたりする方もいらっしゃいます。
そのため、基本的に手は膝の上に置いたまま答えることもポイントです。
身振り手振りが激しいと先生の気が散ってしまう可能性もあるため、注意するようにしましょう。
小学校受験の面接では、ひとつの質問に対して長々と答えるのもタブーとされています。
小学校受験の面接の時間は基本的に15分前後と言われており、先生方はその限られた時間の中でご家庭を知るためにいくつか質問してきます。
ですが、1つの質問に対しての回答が長いと、先生方が聞きたいと思っていたことを聞けないまま終わってしまうことになります。
そうなると、そのご家庭のことを深く知ることができないため、結果的にご縁をいただけない可能性が高くなってしまうのです。
ただ、だからといって、端的に答えすぎても熱意が伝わりません。
そのため、聞かれた質問に対して、長くなりすぎないことを意識しつつも、しっかりとご家庭の雰囲気や親御さんの考えが先生方に伝わるように回答を考えることがポイントです。
模擬面接をしていると、特に奥様の回答が長くなりがちです。また、そのような奥様は、「あれも伝えたい、これも伝えたい」と思って、内容を詰め込みすぎているケースが多いです。
そのため、回答が長くなりやすい方は、会話のキャッチボールを意識するようにしましょう!
面接官の質問に被せる形で答えるのも、面接ではタブーとされています。
質問に被せて答えてしまうと、威圧的な印象を与えてしまいますし、「最後まで話を聞けない保護者」という悪印象を持たれてしまう可能性も高くなります。
また、面接に限らず、人の話を遮るという行為はお相手を不快にさせるますし、こと小学校受験において言えば、
「子育てでも、子どもの話を最後まで聞かないで遮っているのでは?」
「何かトラブルがあった時に学校と話し合いができないのでは?」
というような疑問を抱かれるリスクもあります。
そのような印象を持たれてしまうと、当然ご縁をいただける可能性は低くなってしまいます。
そのため、面接では先生の質問を最後までよく聞いたうえで答えるようにしましょう。
小学校受験の面接では、終始無表情でいることもタブーとされています。
面接において表情はとても大切です。
穏やかな表情やにこやな笑顔を見せられる方は、面接でも強いです。
逆に無表情だと志望校への熱意が伝わりづらいですし、無愛想に思われてしまう可能性もあります。
また、面接慣れしていない方、コミュニケーションがあまり得意でない方、緊張しやすい方は、表情がこわばってしまうことも多いです。
そのため、模擬面接などを通じて、表情のトレーニングをすることも大切です。
表情に関しては奥様よりご主人が課題になるケースが多いです。
特に第一印象で恐がられたり、無愛想に見られやすい人は対策が必要です。
先ほどと矛盾しているようにも聞こえますが、大袈裟な態度や表情も小学校受験の面接ではタブーと言われています。
先生方に良い印象を持ってもらいたいと思って、表情を作りすぎたり、オーバーなリアクション(大きな声で笑うなど)を取ったりすると、逆に良くない印象を持たれてしまいます。
また、小学校受験の面接はあくまでフォーマルな場なので、落ち着いた雰囲気や姿勢で取り組むことが大切です。
先ほどもお伝えしたように、小学校受験では穏やかな表情やにこやかな笑顔を時折見せることがポイントです。
小学校受験で親子面接がある場合は、子どもへの対応にも気をつける必要があります。
そこで以下では、親子面接でやってしまいがちは子どもへのタブーな対応をご紹介します。
模擬面接をした際、意外とやってしまっている親御さんも多いので、しっかりと確認しておきましょう。
親子面接で子どもが上手に答えられなかったり、言葉に詰まってしまったとき、ついつい厳しい目を向けてしまう親御さんもいますが、これはNGです。
先生方は、親子面接での子どもに対しての親の表情や態度を通して、普段の子どもとの関わり方や家族の絆をチェックしています。
そのため、子どもがうまく答えられないからと言って厳しい目を向けてしまうと、
「普段から威圧的な態度で接しているのでは?」
「親子のコミュニケーションや意思疎通が取れていないのかもしれない」
というような疑問を抱かれる可能性が高くなります。
そのため、子どもが先生の質問に対して練習通りにできなくても、優しく見守ってあげることが大切です。
親子面接で子どもがうまく答えられなかったときに、「◯◯のことを伝えなさい」「あの話をするんでしょ」などと小言で言うのもタブーとされています。
親子面接で子どもが質問されてうまく答えられないときは、より噛み砕いて聞いたり、質問自体を変えたりなど、基本的に先生方が何かしら工夫をしてくださいます。
そのため、親御さんが変にサポートする必要はありません。
また、親子面接の場で親御さんが小言を言ってしまうと、子どもの自立性という点においても懸念を持たれてしまいます。
模擬面接などを通して、うまく答えられなかった時にどうするかを親子で事前に話し合っておくことも大切です。
親子面接で子どもが言葉に詰まったり、上手に答えれなかったからといって親御さんが代わりに答えるのもタブーとされています。
子どもの回答が不十分だと感じたときにそれをフォローしたくなる親御さんのお気持ちは痛いほどわかります。
ですが、先生はあくまでお子さんご本人に質問しているので、そこで親御さんが出過ぎるのはよくありません。
また、親御さんが前に出過ぎてしまうと、
「入学後も何かトラブルを持ち込んでくるかもしれない」
「何かあったらすぐに親が出てくるかもしれない」
というような悪印象を持たれてしまうリスクも高くなります。
そのため、子どもがうまく答えられなかったとしても、口を挟んだり、代わりに答えたりしないように気をつけてくださいね。
先ほどもお伝えしたように、子どもがうまく答えられなくても、優しく穏やかな表情で見守ってあげることが大切です。
親子面接の際、子どもが絶対にやってはいけないタブーもあると言われています。
そのため、親子面接がある方はもちろん、子どもの口頭試問がある方も面接対策をする際は以下でご紹介するタブーをやってしまっていないか確認してみてくださいね!
特に緊張しやすいお子さん、コミュニケーションが苦手なお子さんは以下のタブーをやってしまわないように練習するようにしましょう!
子どもの面接や口頭試問で質問されたときに黙り込んでしまうのはタブーとされています。
というのも、面接で黙りこまれてしまうと、先生方はそれ以上何もできなくなってしまうため、その子のことを知ることができません。
そうすると当然ご縁をいただける可能性も低くなってしまいます。
そのため、わからないことを聞かれたら「わかりません」と答えることも面接練習を通してお子さんに教えておくようにしましょう。
「わかりません」ときちんと伝えることができれば、先生方も質問を変えてくれることが多いので、途中で面接が滞る心配はありません。
小学校受験の面接で先生からの質問にタメ口や単語で答えてしまうお子さんも多いですが、これもタブーと言われています。
校長先生の中には子どもらしさや愛嬌を重視して気にされない方も一定数いらっしゃいますが、その一方でタメ口にマイナスの印象を持つ先生もいらっしゃいます。
特に女子校や言語・国語教育に力を入れている学校の場合は注意が必要です。
また、ほとんどの受験生は「です」「ます」をつけて答えられるように練習してくるため、タメ口で答えると悪い意味で印象に残ってしまう可能性も高いです。
そのため、模擬面接などを通して「です」「ます」をつけて答える癖もきちんとつけておきましょう。
小学校受験の親子面接で、ついつい親御さんの方をチラチラみてしまうお子さんも多いですが、これもタブーとされています。
特に、先生からの質問に対してどのように答えればいいのかわからなくなったり、不安や緊張が大きくなってしまうと、親の方を見てしまうケースが多いです。
このような様子を見ると、先生方は子どもの自立性に懸念を抱いたり、あまりよくない印象をもてしまいます。
そのため、面接中はしっかりと先生の方を見て、親御さんの方には振り返らないように教えておくことも大切です。
小学校受験の面接で、先生の目を見て答えられないお子さんも多いですが、これもタブーとされています。
相手の目を見て話すということに慣れていないと、うつむいてしまったり、キョロキョロしてしまいがちですが、このような素振りを見せてしまうと、「自信がない」「落ち着きがない」というような印象を持たれやすいです。
ただ、「相手の目を見て話すのが苦手」というのは子どもに限った話ではなく、大人でも一定数います。
また、性格や気質も関係してくるため、無理に指導しても改善するケースは少ないです。
そのような時は、相手の目の周辺あたりを見るように優しくアドバイスしてあげましょう。
眉毛や目頭など目の周辺部分であれば、先生方もほとんど気づきませんし、お子さんも実践しやすいです。
あまり厳しく叱ってしまうと、面接自体への不安や緊張が大きくなって結果的にうまくいかなくなってしまうことが多いので気をつけてくださいね!
小学校受験の面接では、知らない大人から質問されるわけですから、一種の恐怖を感じて泣いてしまうお子さんも少なくありません。
ただ、これもタブーと言われています。
というのも、面接途中でお子さんが泣いてしまうと、先生方もそれ以上質問できくなくなってしまいます。
そうすると、お子さんの言語能力やコミュニケーションスキルなどを知ることができないまま終わってしまうわけですから、結果的にご縁をいただける可能性は低くなります。
お子さんが面接で泣いてしまわないか不安な方は、以下のポイントを踏まえて対策されることをおすすめします。
・さまざまな大人相手に面接対策をする
・面接=恐い場ではないことを伝える
→面接は先生が自分のことを知りたいと思って質問してくれる場であることを教える。
・何度も練習して回答をしっかりと覚えておく
・お父さんやお母さんが見守っていることを伝える
前もってこのようなポイントを伝えておくことで、お子さんも面接に前向きに臨めることが多いです!
子どもの面接や口頭試問で幼児語(赤ちゃん言葉)を使って答えるのもタブーとされています。
例えば、「わんわんが好きです」と答えてしまうと、どうしても発達の点においてよくない印象を持たれてしまいやすいです。
また、「エレベーター→えべれーたー」「お薬→おすくり」など幼児期の子どもに見られやすい言葉の間違いなどにも気をつけるようにしましょう。
他にも、お父さんやお母さんのことを「パパ」「ママ」と呼んだり、第一人称を自分の名前で呼んだりするのも好ましくないため注意が必要です。
特に、女子校や言語・国語教育を重視している学校の先生方は厳しくチェックしている傾向があるため、意識して対策することが大切です。
子どもの言葉の癖はなかなか直らないので、早いうちから練習していくことがポイントです!
小学校受験の面接では、緊張から手や足、体全体が動いてしまうお子さんも多いですが、これもタブーとされています。
なぜなら、このような様子を見せてしまうと、先生方に「落ち着きがない」「静かに待つことができない」というような悪印象を持たれてしまいやすいからです。
模擬面接をしていると、親御さんが話している最中に体を動かしたり、キョロキョロしてしまったりするお子さんが多いです。
そのため、面接練習を通して、姿勢を崩さないで座る練習をすることも大切です。
足をぶらぶらさせたり、指を動かしたり、手を太ももの下に入れたりなどしないようにきちんと教えてあげましょう!
先ほどもお伝えしたように、小学校受験の面接時間は15分前後と短くなっています。
その限られた時間の中で、厳選して質問してくるわけですから、一つひとつの質問には必ず何かしらの意図があります。
また、小学校受験の面接では、その意図を理解したうえで回答を考えることが大切です。
そのような点を踏まえた上で、面接対策には欠かせないおすすめの教材を3つご紹介します。
面接対策にこれから取り組まれる方、面接対策がうまくいっていない方は必ず確認するようにしてくださいね!
『合格する親の面接対策』では、過去の国立・私立小学校で聞かれた質問を基に、小学校受験における保護者面接の重要性やチェックされる点、回答を考える際のポイント・注意点、面接で聞かれる質問例(400問以上)とその意図について、余すことなく解説しています。
また、購入特典として、回答を記入できる質問ファイルも用意しています。
★Wordファイル(入力用)とPDF(書き込み用)の2つをダウンロードできます。
そのため、保護者面接の準備を入念に行いたい方、どんな質問がされるのか知りたい方はサンプルをチェックしてみてくださいね!
『合格する子供の面接対策』では、子どもの口頭試問や面接対策をする上で意識すべきポイントやコツについて解説していきます。
また、過去の有名私立小学校の面接で実際にお子さんが聞かれたことなども踏まえて、子どもが聞かれやすい質問例を全100問ご紹介しています。
口頭試問や親子面接がある方はピッタリの内容となっているので、入念に対策したい方はぜひサンプルをチェックしてみてくださいね!
近年、小学校受験の親子・保護者面接では、新型コロナウイルスによる影響やコロナ禍の生活について質問されることが増えました。
そこで『面接対策 新型コロナ編』では、小学校受験の面接で過去に聞かれたコロナの質問例や回答する際のポイント・注意点、今年度の面接で聞かれるかもしれない想定質問などについて、詳しく解説しています。
そのため、親子面接や保護者面接を控えている方、コロナに関するありとあらゆる質問の対策をしておきたい方はサンプルをチェックしてみてくださいね!
面接対策は模擬面接一択!
先ほどご紹介したような教材だけで小学校受験の面接対策をするのには限界があります。
やはり面接対策で1番効果的なのは「模擬面接」です。
実際に模擬面接をやってみるとおわかりいただけますが、どんなに完璧な回答を用意して備えても、本番でその通りに答えられるかは別問題です。
また、先ほどお伝えしたように、面接では回答内容だけでなく、立ち居振る舞いや態度、表情、声の大きさなどもチェックされています。
それに、ご自身では完璧な回答を用意していたつもりでも、プロの視点から見ると内容が不十分だったり、誤解されやすい表現を使ってしまっていたりすることも多々あります。
そのため、本番で失敗したくないのであれば、必ず一度は幼児教室やプロの先生による模擬面接を受けられることをおすすめします。
私も「オーダーメイド面接特訓講座」という模擬面接を行っているので、模擬面接を受けたい方、気になる方は、ぜひ詳細をチェックしてみてくださいね!
今回は小学校受験の面接でやってはいけないと言われているタブーをご紹介してきました。
小学校受験の面接は、合否を分ける重要な試験のひとつです。
そのため、今回ご紹介したようなタブーをおかしてご縁をいただけなかったという事態を避けるためにも、この記事を何度も何度も確認するようにしてくださいね。
(この記事をブックマークしておくことをおすすめします。)
また、ご家庭だけで面接対策ができる自信がない方は、プロによる模擬面接も検討されることをおすすめします。
小学校受験の現役講師兼コーチである私が運営している小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」では、面接対策だけでなく、ペーパーや制作、巧緻性対策にも役立つコンテンツが盛り沢山なので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね!