【小学校受験は兄弟がいても落ちる?】兄弟枠の実情をプロが解説!


こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、小学校受験でも最近さまざまな噂を聞く「兄弟枠の実態」について解説します。
小学校受験で必ずと言っていいほど一度は耳にする「コネ(縁故)」。
特に最近では兄弟枠についてさまざまな噂を聞くことが増えたように思います。
実際、この記事を読んでくださっている方も
「兄弟が在学していたら有利になるのかな」
「兄弟枠と言われるものは本当に存在するのだろうか…」
ということが気になって、このページに辿り着いていると思います。
また、兄弟がすでにいらっしゃる親御様で、同じ学校を受験したときに落ちるケースがあるのか不安になって調べている方もいらっしゃると思います。
結論から申し上げると、兄弟枠が存在するかどうかに関してはブラックボックスで、本当のところは学校側しかわかりません。
ですが、過去のケースを踏まえて、兄弟枠について考察することは可能です。
そこで今回は、今までのサポート経験を踏まえて、小学校受験の兄弟のコネ(縁故)について私なりの考えを詳しく解説していきます。

兄弟・姉妹・兄妹枠・姉弟などさまざまなパターンがありますが、この記事では「兄弟」という表現で統一させていただきますね。
小学校受験では、すでに兄弟が在学している場合、下のお子さんの受験の際に有利に働くと個人的には考えています。
その理由について触れる前に、大前提として小学校受験は決して兄弟がいるという理由だけで無条件に合格できるほど容易なものではないです。
なぜなら、兄弟がいるというだけで贔屓していたら、学校としてのブランドイメージが年々下がり、長期的に見たらマイナスになる可能性が高いからです。
実際、兄弟が在籍しているご家庭であっても不合格となるケースは決して珍しくありませんし、むしろよく見られます。
それにもかかわらず、兄弟がいる家庭がご縁をいただくと、周囲がその事情や苦労(努力)を詳しく知らないままに「兄弟がいるから合格したに違いない」と短絡的に結論づけてしまうことがあります。
このような誤解が「兄弟枠」の噂を助長する一因となっているのでしょう…。
ご兄弟がいらっしゃるご家庭は、兄弟がいるからこそのプレッシャーを抱えています。
また、2人目の受験を見据えて、積極的に学校の役員や行事に携わったり、寄付金をおさめたりなど、忙しい中でも学校に対して尽力されている方も多いです。
そのため、兄弟がいるご家庭がご縁をいただいたという結果だけをみて、「兄弟は優遇される」と安易に結論づけないようにしましょう。
ただ、その一方で、最初にお伝えしたように小学校受験で兄弟が先にご縁をいただいている場合、有利に働く確率は高いと考えています。

その理由について、詳しく解説していきますね。
そもそも論として、小学校受験において兄弟がすでに在学している場合は、有利に働くのは当然だと言えます。
その理由はさまざまですが、ここでは大きく3つに分けて考えてみたいと思います。

兄弟枠の実情について知りたい方は、参考にしてみてくださいね。
まず第一に、兄弟が在籍しているご家庭の保護者は、すでに一度小学校受験を経験し、厳しい競争を勝ち抜いた実績を持っています。
1回受験を経験し、かつご縁をいただいている保護者は、初めて受験に挑む保護者と比べて、受験対策の方法やコツをより深く理解しています。
つまり、経験値が違うということです。
また、2人目の時は、1人目よりも用意周到に準備してきているケースが多いので、そういった場合、当然ご縁をいただける確率は高くなります。
一方で「兄弟がいるから大丈夫」というふうに胡坐をかいていると残念な結果になることも往々にしてあります。

すでに兄弟が在学しているご家庭の親御さんは、1人目のお子さんの時に受験の厳しさや難しさを体感しているため、より一層準備をして試験に臨むケースが多いです。
そういった意味でも、すでに兄弟を入学させているご家族は強いです。
2つ目の理由は、学校側の安心感です。
学校側は、願書や面接を通して、教育方針に対して理解があるか、学校の色と家庭の色が合っているか、学校側に協力的かどうかなどを厳しくチェックしています、
でも、そこまでしても入学後に面接の時の姿勢が嘘かのように、さまざまなクレームを言ってくる保護者は多いと言います。
学校側もそれに対しては頭を悩ませているのが実情です。
その点、兄弟がすでに在学している保護者であれば、どんな人柄なのか学校側も把握しているため、安心して迎え入れることができます。
ちなみに、小学校受験では、兄弟だけではなく、親がその小学校の卒業生だと有利に働きやすいとも言われていますが、それもこのような理由が関係していると考察できます。
そのため、何の縁故もない場合は、より一層学校研究をきちんと行ったうえで、願書や面接を通じて、学校側への理解や入学への熱意を示すことが大切になります。

願書の書き方や学校研究の具体的な方法については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも必ずチェックしてくださいね。

最後に、私学ならではの事情として、寄付金の問題が挙げられます。
多くの私立学校では寄付金を募っており、その額が学校運営や教育環境の充実に寄与することは周知の事実です。
つまり、「寄付金=学校への貢献度」と言っても過言ではありません。
そのため、すでに兄弟が在籍している保護者が多額の寄付をしている場合、その点が学校から評価される可能性も十分あります。
この点については賛否両論があるかもしれませんが、私学という枠組みの中で考えれば、ある程度の合理性があると言えます。
以上の理由から、兄弟がいることで有利になる場合があると個人的には考察しています、
ただ、繰り返しになりますが、このような兄弟がいることの利点は、あくまでそのお子さんが基礎的な学力や適性を備えており、それを試験で発揮できた場合にのみ働くものです。
また、よく「なんであの子が受かったんだろう、コネに違いない」と決めつける保護者の方もいますが、それはあくまでその方の主観であって、学校側の視点とは違います。
そのため、ご縁を決めるのは決しご自身ではなく、学校側だということも忘れないようにしましょう。

「兄弟がいる=無条にご縁をいただける」という意味での兄弟枠が存在する可能性は低いと思います。
もし存在するとしたら、よっぽと強いつながりがあるか、多額の寄付をしているかなどの理由が推察できますが、結局のところ実情は誰にもわかりません…。
ここまで小学校受験における兄弟枠や縁故について、私なりの考察をお伝えしてきました。
最後に、私からみなさんにお伝えしたいことがあります。
それは、兄弟枠の噂や都市伝説などに気を取られないことです。
志望校に兄弟が在学していない方はなおさらです。
そのような話に耳を傾けても、本質ではないことに無駄な時間を費やし、ただ心をすり減らすだけです。
結局、兄弟がいてもいなくても、ご縁をいただくご家庭はありますし、その逆も然りです。
一つ実例を挙げるとすれば、「コネがないと難しい」という昔から言われている慶應幼稚舎に、今年完全フリーでご縁をいただいたご家庭がいらっしゃいました。
「どうせそういうご家庭の子どもは優秀なんでしょ?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに優秀なのは間違いないかもしれませんが、そのご家庭の親御さんに詳しいお話を伺ったところ、慶應以外の都内の志望校はすべてご縁をいただけなかったそうです。
また、慶應を第一志望にしていたわけではなかったので、その対策もほとんどしていなかったとのことでした。
でも、最後の最後に慶應にご縁をいただけたようで、親御さん自身が一番驚かれていました。
これぞ、小学校受験独特の”ご縁”だと思います。
そのため、極力、雑念・雑音に惑わされることなく、ご自身のご家族と向き合って、できることを丁寧に取り組むことが最も難しいですが、最も大切なことだと思います。

小学校受験ではさまざまな情報や憶測が飛び交うため、それに振り回されて精神的に参ってしまう親御さんも少なくありません。
そのため、私が携わるご家庭の皆様には、やるべきことに集中できるように誠心誠意サポートさせていただいております。
今回は、小学校受験の兄弟のコネ(縁故)について、私なりの意見をお伝えしてきました。
兄弟の縁故についてさまざまな観点からお伝えしてきましたが、結局兄弟枠が存在するかはブラックボックスで、あれこれ考えても意味がありません。
そのため、ここまで解説してきたことを読んだら兄弟枠について考えるのはやめましょう。
そして、志望校にご縁をいただくために必要なことを考え、着実に対策を積み上げていくようにしましょう!
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