【雙葉小学校 願書の書き方をプロが解説】思考力・言語力が問われる願書対策
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は雙葉小学校の願書の書き方やコツについて、願書添削の経験を踏まえて詳しく解説していきますね!
雙葉小学校は、倍率非公表ですが、私立女子校の中で東洋英和学院商学部と並んでトップクラスの人気を誇り、倍率は10~11倍と予測されています。
また、中学受験界で桜蔭・女子学院と並ぶ「女子御三家」の1つでもある雙葉中学校に内部進学できることも人気の理由と言えるでしょう。
その雙葉小学校を受験するにあたって最初の壁となるのが願書です。
雙葉小学校の願書は他の私立小学校と違って、設問が細分化されており、記入項目も多くなっています。
そのため、1つひとつの設問の意図を正確に読み取ったうえで、ご家庭の特徴や志望理由をしっかりと言語化する必要があります。
雙葉小学校は、試験内容からもわかるように、他の私立小学校に比べても確かな思考力や言語力を重視しています。
お子様にこれらの能力を求めるわけですから、当然親御様にもそのような能力が備わっているかしっかりと見ています。
そして、それが最初にチェックされるのが「願書」です。
そのため、雙葉の願書では、内容だけでなく、親御様の思考力や言語力なども幅広く見られているという認識を持つことが大切です。
ということで今回は、雙葉小学校の願書の書き方やコツについて、願書添削のプロの視点から詳しく解説していきたいと思います。
約10,000字のボリューミーな内容になっているので、横浜初等部を受験する方は必ずブックマークをして何度も見返せるようにしておきましょう!
まずは、雙葉小学校の出願の流れを簡単にご紹介します。
1.出願登録:毎年9月8日~10月2日ごろ
※インターネット上での出願登録
2.配布:出願登録の上、ダウンロード
出願には、写真の画像データが必要となります。
3.受付:10月1日・2日の消印があるもの
※2026年度入試
雙葉小学校は、インターネット上での出願登録が必要であること、10月1日・2日の消印のある郵送のみ受付という点だけしっかりと押さえておきましょう。
消印は毎年10月1日・2日であることが多いですが、年度によって異なる可能性は十分あるため、必ず確認するようにしましょう。
雙葉小学校は、「入学願書」と「参考票」という2つの書類を提出する必要があります、
入学願書は、通常の願書と同じで、受験番号や氏名、住所、在園名などの記入項目が用意されています。
一方で、参考票では、毎年以下の記入項目が設けられています。
1.本校をどのようなことでお知りになりましたか?
2.本校を志望したのはなぜですか?
3.ご家庭の教育方針をお書きください。
4.志願者本人について、学校が伺っておいた方がよいとお考えの点がありましたら、お書きください。
5.その他伺っておいた方がよいと思われる点がありましたら、なんでもご記入ください。
このように、雙葉小学校の参考票の記入項目は、ほかの学校と比べても多く、その分保護者側の負担も大きくなってきます。
また、さまざまな角度から志願者やそのご家族について知ろうとしている学校側の意図も感じられると思います。
そのため、冒頭でもお伝えしたように、学校側の意図をしっかりと読み解いたうえで、ご家庭の教育方針やお子様の性格についてアピールしていく必要があります。
では、以下では、それぞれの項目でどんな点を意識した方がよいのかについて、今までの添削経験を踏まえて解説していきたいと思います。
各項目でどんな内容を書こうか想像しながら読み進めてくださいね。
1つ目は「本校をどのようなことでお知りになりましたか?」という設問です。
この記入項目では、設問通り、雙葉小学校を知った経緯について記述する必要があります。
例えば、よくあるケースとしては、ご自身やごきょうだい、そのほかのご親族が通われいたり、雙葉小学校に在校しているお子様を持つ同僚や上司が職場にいたりなどが挙げられます。
他にも、雙葉小学校附属幼稚園を受験されてご縁をいただけなかったため再度小学校受験を通じて目指している方、説明会に参加し深く共感した方もいらっしゃいます。
最近では、『雙葉の母 高嶺信子』は、雙葉学園第5代校長(メール・セン・セシリア)の生涯と教育理念を描いた絶版の書籍について触れながら書かれる方もいらっしゃいます。
おそらく、ここまで読んでくださった方の中には、
「身内に出身者がいないと不利なのか」
と心配されているお母様もいらっしゃるかと思います。
たしかに、このような設問が参考票の冒頭にあると、そう感じてしまいますよね。
しかし、実際はそんなことはありませんので、ご安心ください。
ただし、雙葉小学校は長い伝統と歴史があり、女子校では最難関であることに変わりません。
そのため、どのように知ったのか、受験を決意するまでに思いを強めていったのかまで、しっかりと言語化する必要はあります。
また、身内に出身者がいなくても、在校生の話を聞く機会を作る、雙葉に関する関連書籍を読む、説明会などの行事に参加する、雙葉小学校に関する特集記事やインタビュー記事を読み込むなど、ご自身でできる情報収集はどんどん進めて、考えをまとめておくことが大切です。
ちなみに、多くのご家庭の願書のこちらの項目を添削していると、「知ったきっかけ」を聞かれているのに対して、説明会で印象に残った点や魅力を感じる点など、志望理由に近い内容で埋めてしまって、そもそもの設問の趣旨とずれてしまっている方も多く見受けられます。
そのため、設問に対してご自身の文章が回答としてずれていないかもよく確認するようにしましょう。
2つ目は「本校を志望したのはなぜですか?」という項目です。
これは、言い換えれば志望理由を問われています。
そのため、この項目では、雙葉小学校に対して感じる魅力や共感する点を”具体的に”書くことがポイントです。
添削中よく見られがちな書き方が、HPやパンフレットで使われている表現を少し言い換えた形でまとめて、「〜に深く共感いたしました」「感銘を受けました」というパターンです。
この書き方は、ほかのご家庭と被りやすく、読み手である先生方にも何も響かないので注意が必要です。
他にも、キリスト教教育について表面的に触れたり、「徳においては純真に義務においては堅実に」という校訓を引用する方も多いですが、これも正直あまりおすすめはできません。
前者に関しては、キリスト教教育に関して魅力を感じていることをアピールするのであれば、ご家庭ではそれをどのように親子で学んでいるのか、生活に浸透させているのかといった背景をセットで伝えることが重要です。
後者に関しては、限られた文字数を踏まえると、校訓を文中に入れることで大幅に字数を削ってしまうことになります。
それならば、「貴校の校訓」とまとめて、その分浮いた字数をほかの部分に充てるほうが、より中身のある文章になります。
他にも、説明会等での先生方のお話や校風、展示物など、志望理由を補強できる素材はさまざまです。
そのため、このような点も含めて、志望理由をしっかりと固めておきましょう。
添削をしていると、志望理由よりも、家庭の教育方針や子どものエピソードが大半を占めている文章もよく見受けられます。
この場合、設問の回答としてずれてしまうこと、そして、3つ目の記入内容と重複することになるため、その点も注意しましょう。
3つ目は「ご家庭の教育方針をお書きください」という設問です。
ここでは、家庭の教育方針について具体的に記入する必要がありますが、一つ大事なポイントがあります。
それは、雙葉小学校の教育理念と同じ方向性であることをアピールすることです。
ただし、「我が家では、貴校の教育方針である◯◯を、常に実践してまいりました」というような直接的な書き方をしてしまうと、いかにも雙葉に合わせた家庭の教育方針という見られ方をされるリスクが高いです。
そのため、家庭の教育方針について具体的に述べつつ、
「このご家庭は当校の方針と同じ方向性だ」
「親御様の考えにとても共感できる」
そう共感を得てもらえるように間接的にアピールすることが大切です。
そのためには、まず今まで実践してきた家庭の教育方針を言語化すること、その後で、雙葉小学校の教育理念や指導方針をよく理解し、ご家庭の方針と重なる部分を抽出する作業が必要になります。
このあたりのやり方に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでみてください。

雙葉の願書添削をしていると、3の「家庭の教育方針」と4の「志願者本人について」の内容が重複している方が非常に多いです。
その大きな原因は、3と4で同じようなエピソードを用いてしまっていることです。
エピソードの内容が同じだと、その前後の内容や着目点が多少違くても、読み手からしたら同じことが書いてあるという印象を持ってしまいやすいです。
そのため、両方にエピソードを入れる場合は、設問に合わせた棲み分けを意識することもポイントです。
4つ目は「志願者本人について、学校が伺っておいた方がよいとお考えの点がありましたら、お書きください」という設問です。
ここでは、志願者本人の性格や長所・短所についてアピールする方が多いです。
そのため、お子様の日々の生活でどのような性質や姿勢が見られるのかについて、具体的に記述するようにしましょう。
また、ただ特徴を述べるだけでなく、読み手がそれをイメージしやすいようにエピソードもセットで記述すると良いと思います。
ただし、エピソードを書くときもいくつか注意点があります。
1つ目は、先ほどもお伝えしたように、3の「家庭の教育方針」と重複した内容にならないこと。
2つ目は、雙葉の教育方針や求める子ども像との関連性を意識してエピソード選定をすること。
3つ目は、エピソードを通してお子様のどんな面をアピールしたいのか意識して表現を工夫することです。
特に3つ目が意識できないと、ただ時系列で出来事を並べるだけになったり、誇張した表現になり「親バカ」のような印象を与えてしまったりする可能性があります。
そのため、このようなポイントを意識して、エピソードの選び方や表現の仕方を工夫することも大切にしてくださいね。
願書におけるエピソードの選び方や具体例に関しては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてくださいね。

最後は「その他伺っておいた方がよいと思われる点がありましたら、なんでもご記入ください」という設問です。
この項目は、ご家庭によって記入する内容が異なります。
例えば、海外在住や事実婚、シングルなど、ご家庭に特殊な事情がある方は、それについて記載される方が多いです。
また、身体的な問題で試験時に配慮をお願いしたい点などについて書かれる方もいます。
特殊な事情がない場合は、ご両親のご職業について触れたり、緊急時の送迎の有無などに関して記述される方も多いです。
その他にも、ほかの項目で書ききれなかったご家庭の方針や子どものエピソードについて触れ、アピールの場として活用される方もいます。
ちなみに、この項目をアピールとして使うかどうかは、お教室の先生や添削者によっても意見が分かれるところです。
そのため、ご自身が伝えたいことがある場合はそれを優先し、もし判断に迷われた場合はお世話になっている先生に指示を仰ぐようにしましょう。
アピールばかりしてしまうと、少し圧が強く与えてしまうこともあるため、慎重に判断するようにしましょう。
かけるの願書作成・添削講座

今回は、雙葉小学校の願書の書き方やポイント、注意点などについて、詳しく解説してきました。
雙葉小学校の願書は、記入項目が多いため、それぞれの設問に合わせて的確に文章を記述する必要があります。
ただ、ここまでを読んだうえで、
「自分1人で願書を書き上げられる自信がない…」
「願書作成をサポートしてほしい」
「自分の下書きに自信を持てないから添削を受けたい」
というような不安やお悩みを抱えている方も多いと思います。
そのお気持ち、とてもわかります。
それに、願書の作成手順や書き方がわかっていても、育児やお仕事で忙しかったり、文章力に自信がないと、自分1人で取り組むのは難しいですよね。
そのような方は、私の「願書作成・添削講座」もご検討ください。
私が伴走者として願書作成をサポートいたします。
私の願書作成・添削講座では、自己分析のお手伝いから文章の書き方、添削まで手厚くサポートさせていただいております。
また、ご家庭のニーズに合わせて3つのプランをご用意しているため、ご自身のスタイルやご要望に合ったサービスを選ぶことができるのも魅力のひとつです。
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今回は、雙葉小学校の願書の書き方やポイント、注意点などについて、今までの添削経験も踏まえて詳しく解説してきました。
雙葉小学校は、なかなか情報を得られる機会も少なく、何を書けばよいのかわからないと悩む保護者の方も多いです。
しかし、まず大事になることは、設問の内容を理解し、それに対してずれない形で回答することです。
そのうえで、家庭の教育方針を言語化し、雙葉小学校の教育理念をよく理解した上で、重なる点を抽出することが大切です。
それができれば、あとはどのようなエピソードを使い、どう表現するかを考えるフェーズに入ります。
雙葉を受験される方は、今回解説してきた内容も踏まえて、雙葉小学校の学校研究を丁寧に行いながら、家庭の教育方針や日々の過ごし方も見直してみてくださくいね、
具体的に何から始めればいいかわからない方は、以下の記事や私の願書作成添削講座も参考にしてくださいね。

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