【小学校受験の制作問題集と制作キット5選】100以上の教材からプロが厳選!
こんにちは、小学校受験の現役講師兼コーチのかける先生です。
今回は、数多くの小学校受験の制作問題集や制作キットを分析し、オリジナルでも開発している私が、本音レビューで小学校受験の制作に役立つおすすめの問題集・教材を厳選してご紹介します。
こちらのページを読んでくださっている方は、
「家庭で制作の対策をしたいけど、どんな教材がいいのかわからない」
「小学校受験の制作のおすすめの問題集を知りたい」
などのお悩みを抱えていると思います。
たしかに、制作の問題集選びは難しいですよね。
大手の幼児教室から出ている問題集や制作キットが必ずしも優れているとは限りません。
それに、題材が良くても、その作り方に関する解説が不十分だと、制作教材として良いとは言えません。
後ほどご紹介しますが、私も「MAGONOTE」という小学校受験専門オンラインコミュニティを運営しており、そこで60種類以上の制作・巧緻性教材を提供しています。
また、それらの教材を作るにあたって、小学校受験の制作問題集や制作キットはもちろん、幼稚園や保育園教諭向けの教材も数多く分析してきました。
そうしてたくさんの教材に目を通して、私なりに優れていると思った制作の問題集や教材を今回はご紹介していきたいと思います。
(これらの情報は、普段有料の個別相談やオンラインコミュニティーのメンバーに共有しているため、今回は特別です。)
そのため、プロからみた小学校受験の制作のおすすめ問題集を教えてもらいたい方、家庭学習用として使いやすい制作教材を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
小学校受験の制作問題集の種類と選び方
制作問題集を選ぶ時に重視すべき点
プロが選ぶおすすめの制作問題集
このページは12,000字超とボリューミーな内容になっているので、何度も読み返せるように必ずブックマークをしておきましょう!
小学校受験の制作の問題集には、主に2種類あります。
それぞれ特徴やメリット・デメリットがあるので、それを踏まえたうえで簡単に解説していきますね!
制作の問題集選びに悩んでいる方、どんな問題集があるのかいまいちわかっていない方はぜひ参考にしてみてくださいね!
1つ目は、一般的な問題集タイプです。
このタイプは、制作課題とそれに必要な材料、作り方などが解説されている問題集です。
このタイプの問題集は、さまざまな課題とその作り方が載っているため、1冊あれば複数の制作をすることができる点が魅力です。
ちなみに、作り方に関しては図解やカラー写真で解説しているタイプの問題集が主流でしたが、最近では動画解説が付いている問題集も増えてきています。
このタイプの問題集は、さまざまな制作課題が載っていますが、基本的な道具や材料制作は自分で用意する必要があります。
問題集によっては、紙を使った工作や動物の制作課題など、特定のトーマだけをまとめたものもあります。
そのため、目的に応じて選ぶようにしましょう。
2つ目は、キットタイプです。
キットタイプの制作問題集は、制作課題とその作り方だけでなく、それに必要な材料もセットで付いているのが魅力です。
そのため、親御さんの準備の手間を省ける点が大きな魅力です。
ただ、その分デメリットもあります。
1つ目は、収録されている制作課題の種類が少ないということです。
制作キットタイプの問題集は、①でご紹介した問題集タイプと違って、載っている制作の数が少ない傾向にあります。
そのため、より多くの制作課題に取り組みたいと思っている方には向いていません。
2つ目は、材料が付いている分、価格が割高になっていることです。
材料が付いているのは制作キットの最大の魅力でもありますが、その分問題集タイプよりも価格が高くなっていることが多いです。
また、基本的に小学校受験の制作で使う材料は、色画用紙やシール、紙粘土、紐など100均で揃えられるものがほとんどです。
そのため、コスパ重視でいくなら、制作キットよりも問題集タイプや作り方が丁寧に解説されている教材を選んで、材料は100均でまとめ買いするのが個人的にはおすすめです。
制作問題集と制作キットのどちらを選ぶにせよ、制作課題のバリエーションや解説(作り方)の丁寧さが重要になるので、その点を一番重視するようにしましょう。
本屋さんやネットショップには、さまざまな制作問題集や制作キットがあります。
その中には、良い教材もあれば、そうでない教材もあります。
そこで以下では、さまざまな制作問題集や制作キットを分析してきた私が、制作教材を選ぶときに重視すべきポイントを5つ解説していきたいと思います。
制作の問題集を選ぶ時にいちばん大切なことを解説しているので、制作教材を選ぶ際の参考にしてみてくださいね!
1つ目は、動画解説がついているかです。
これは制作問題集を購入するうえで一番大切なポイントだと個人的には思います。
小学校受験では、さまざまな制作課題が出されるため、ご家庭で日頃からいろいろな作品を作ることがポイントになります。
ですが、ご家庭で小学校受験を意識した制作をするとなると、親御さんが横で説明したり、教えたりしながら取り組まなければなりません。
そうなると、毎日制作の対策をしたくても、お仕事や家事などの兼ね合いで現実的に難しくなってしまうと思います。
だからこそ、動画解説がついている教材を選ぶようにしましょう。
ただ、動画解説の中にも、「制作者による音声や掛け声がついているもの」とそうでないものがあります。
前者であれば、必要な道具や材料さえ準備すればお子さんが動画を見て1人で取り組むことができます。
そのため、親御さんが隣でつきっきりで教える必要はないため、負担もかなり軽減されます。
一方で、音声や掛け声がない映像だけの音声だと、お子さんが1人で動画を見ながら継続して取り組むことは難しいです。
そのため、「制作者による音声や掛け声がある動画解説」付きの巧緻性教材を選ぶようにしましょう!
2つ目は、課題の種類が充実しているかどうかです。
小学校受験の制作課題の内容は実にさまざまでです。
色画用紙を使った課題もあれば、折り紙や紙コップなどを使った課題もあり、それによって必要になる巧緻性も変わってきます。
ですが、市販の制作の問題集の中にはは、「色画用紙や紙だけで作れる簡易的なもの」しか収録されていないものも多いです。
そのため、巧緻性教材を選ぶときは、いろいろな材料を使った課題がたくさん用意されているかどうかも確認するようにしましょう。
折り紙や紙コップ・紙皿、シール、粘土などを使ったものなど、いろいろな課題がある教材の方がお子さんも楽しく取り組むことができるため、そういった意味でも課題の豊富さは大切です!
3つ目は、ざまざまな道具を使う課題が収録してあるかどうかです。
小学校受験の制作課題では、以下のような材料や道具が用意されていることが多いです。
・はさみ
・のり(スティックのりやつぼのり)
・折り紙
・シール
・台紙や色画用紙
・モール
・紙コップ
・ビニール袋
・粘土
そのため、小学校受験を意識した制作対策をしたいのであれば、このような材料や道具を使った作品をどんどん作っていく必要があります。
最初は材料を揃えるのが少し手間かもしれませんが、ほとんど100円ショップなどで揃えられるので、普段の買い物のついでににまとめて買っておけば問題ありません。。
実際の試験ではさまざまな材料を使う課題が出されるため、小学校受験の制作をより意識した対策をしたいのであれば、むしろ、さまざまな材料を使わなければならない課題がまとまった教材やサービスを積極的に利用することをおすすめします。
いろいろな材料を使う制作課題の方が、作る過程でさまざまな巧緻性や技術を養うことができます。
4つ目は過去問レベルの制作課題に対応しているかどうかです。
小学校受験の制作の実践練習をしたいのであれば、やはり過去問が1番効果的です。
そのため、各学校の過去問が含まれている教材を選ぶこともポイントです。
小学校受験では、筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校、慶應幼稚舎などの制作・巧緻性課題が難しいと言われています。
そのため、このような学校の過去問を難なく作れるようであれば、問題ないでしょう。
また、学校によって使う材料や道具、求められる巧緻性も変わってくるので、志望校だけでなくさまざまな学校の過去問に取り組むことをおすすめします。
過去問は、時間制限がある中で指示を聞いて、見本と同じように作るという実践的な練習をできる点もおすすめです。
5つ目は、子どもが自主的に取り組めるかどうかです。
小学校受験対策をしているご家庭の中には、制作や巧緻性の対策を無理にやらせようとしてお子さんが嫌がってしまっているケースも多いです。
嫌がった状態で無理やりやらせても、巧緻性は身につきません。
ですので、お子さん自身が「やってみたい!」「つくってみたい!」と思えるような教材を選ぶことがポイントです。
そのためには、「制作課題の種類(充実度)」や「解説動画のわかりやすさや掛け声」などが重要になってきます。
ここまでご紹介してきたポイントを踏まえて、お子さんが楽しく・継続的に取り組めそうな教材や環境を選ぶようにしましょう!
ここまで、小学校受験の制作問題集の種類や選ぶときにチェックすべきポイントなどについて、プロの視点で解説してきました。
以下では、先ほど解説したポイントを踏まえた上で、小学校受験の制作対策に役立つと感じた教材をご紹介します。
それぞれの教材の特徴やメリット・デメリットを踏まえて解説するので、制作問題集をお探しの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
制作問題集の中で人気なのが『小学校受験で合格するための制作』です。
こちらの本の特長は主に3つ。
1つ目は、小学校受験でよく出される基本的な制作課題がまとまっている点です。
「箱を作る」「電車を作る」「お弁当箱を作る」など、受験で出されやすい具体的なテーマごとに分かれており、その作り方がカラー写真や図解付きで解説されています。
また、モールや割り箸、紙コップ・紙皿など、さまざまな道具を使った課題が載っているのも魅力のひとつです。
2つ目は、はさみやのりなど基本的な道具の種類や使い方について解説されている点です。
制作を始めたてのお子さんは、基本的な道具の使い方をわかっていないことが多いです。
そのため、受験で使うことが多い道具の使い方やポイントを知りたいという方にもおすすめです。
最後は、有名校の過去問が動画付きで解説されている点です。
慶應義塾横浜初等部や早実初等部、横浜雙葉小学校などの有名校の過去問が載っているので、このような学校を受験する方にとっては良い練習になると思います。
一方で、この教材の惜しい点も3つあります。
1つ目は、過去問の制作課題にしか動画解説がついていないことです。
動画解説は、有名校の過去の制作課題のみQRコードで動画が見られるようになっております。
ですが、その他の制作課題に動画解説がついているわけではないため、基本的には本を見ながら親御さんがお子さまの横について教える必要があります。
2つ目は、解説動画に音声がついていないことです。
こちらの教材の解説動画は、手順が動画形式で紹介されているだけで、製作者のかけ声がついていません。
幼児期のお子さんは、製作者の声かけや指示がないと1人で進めることが難しいです。
そのため、お子さまひとりで取り組んでほしいという方にはあまり向いていない教材でしょう。
最後は、値段が高いです。
こちらの教材は、「4,950円(税込)」となっているため、一般的な問題集よりも高くなっています。
また、制作課題の種類もそこまでたくさんあるわけではなく、割とハイレベルなものも多いため、基礎から始めたいという場合にはあまりおすすめできません。
以上のことを踏まえて、ご購入を検討してみてくださいね!
制作問題集や制作キットをお探しの方に、ぜひおすすめしたいのが、私が運営している小学校受験オンラインコミュニティ「MAGONOTE」です。
先ほどご紹介した、『小学校受験で合格するための制作』と比べた時の特長は、3つです。
1つ目は、制作課題の充実度です。
MAGONOTEでは、60種類以上の制作・巧緻性の動画コンテンツが用意されており、使い放題となっています。
また、年中〜年長のお子さん向けの制作課題はもちろん、年少以下のお子さんが楽しく作れる課題も揃えています。
さらに、筑附小やお茶の水、早実初等部など、制作が難しい有名校の過去問もあります。
もちろん、折り紙や色画用紙、紙コップ・紙皿、モールなど、さまざまな道具を使う課題も用意しているため、コツコツ取り組む中で、受験で必要な巧緻性や技術を身につけることができます。
2つ目は、すべての制作課題に音声付きの解説動画がついていることです。
また、制作教材の解説動画では、小学校受験の現役講師である私が指示や掛け声をしながら教えています。
実際、MAGONOTEを使ってくださっている方からも、
「息子がかける先生と制作したいと言って毎日取り組んでいます!」
「制作嫌いだった娘が楽しそうにひとりで取り組んでくれて、親の負担もストレスも格段に減りました!」
などとても嬉しいお言葉をいただいております。
つまり、必要な教具さえご用意いただけたら、あとはお子さんが動画を見ながら1人で課題を進められるスタイルになっているということです。
そのため、制作課題を毎日やらせたいけど家事やお仕事が忙しくて現実的に難しい方、プロの解説動画付きの制作教材がほしい方にはピッタリだと思います。
最後は、制作課題以外のコンテンツも充実していることです。
具体的には、30種類以上のペーパー教材や楽しく学べる理科実験、毎月の個別面談、会員限定の受験ノウハウなどを提供しています。
受験では、制作や巧緻性以外の対策も必須なので、総合的に対策できる点も大きな魅力のひとつです。
デメリットとしては、2つです。
1つ目は、制作に必要な材料をご自身で揃えていただく必要があることです。
60種類以上の制作教材があるため、使用する材料もさまざまですが、先ほどお伝えしたように、色画用紙やシール、紙粘土、紐など100均で揃えられるものがほとんどなので、一度まとめ買いすれば、そこまで手間はかからないと思います。
2つ目は、費用です。
MAGONOTEの料金は、プランによって異なりますが、「5,500円〜(税込)」となっています。
ですが、他の制作問題集と違って、制作以外のコンテンツがかなり充実しているので、費用以上の価値はあると自信を持ってお伝えできます。
以上の点を踏まえて、MAGONOTEが気になる方は、以下のボタンから詳細をチェックしてみてくださいね!
指示書と材料がセットで付いている制作キットがほしい方は、小学校受験の大手幼児教室の一つである理英会が出版している「制作課題セット」も良いと思います。
理英会の制作課題セットには、『ピクニックボックス(全3種)』など他の製作問題集には見られないユニークなシリーズがあります。
また、『入試対策制作課題セット 筑波大学附属小学校』も3シリーズ用意されているため、筑附小志望の方には良いと思います。
ただ、すべての制作課題に解説動画が付いているわけではなく、種類の数も限られているため、あくまで制作キットがほしいという方におすすめの教材となっています。
制作キットをお求めの方は、こぐま会ネットショップの制作教材も良いと思います。
こぐま会ネットショップでは、Amazonなどでは未販売の『合格までの製作・巧緻性ステップアップBOX』や『指示制作練習セット』など多種多様な制作教材が販売されています。
さらに、理英会の制作キットより課題の種類も豊富で、教材によっては解説動画(DVD)も付いているため、より実践的な練習にも向いています。
ただ、DVDなので、DVDプレーヤーが必要なのと、毎回再生するのが意外と手間なのがデメリットです。
また、「材料+DVD付き」となっている分、他の教材よりも価格が高くなっているため、費用面を踏まえて検討するようにしましょう。
簡易的な制作問題集がほしい方には、こぐま会制作教材シリーズもおすすめです。
こちらの教材の魅力は、「ぬりえ」「かみこうさく」「たつどうぶつ」など、それぞれの分野に特化した教材が用意されている点です。
ですが、カラーでないこと、作り方の解説動画がついていないことなどが、デメリットとして挙げられます。
そのため、簡易的な問題に取り組みたい方、分野別の課題に取り組みたい方に合っている教材です。
今回は、小学校受験の制作問題集の種類や選び方、おすすめの教材などについて、小学校受験のプロが解説してきました。
小学校受験において制作は対策が難しい分野の一つなので、幼児教室だけでなく、ご家庭でもしっかり取り組むことが受験でご縁をいただくためには必須です。
そのため、今回解説した内容を踏まえて、お子さんが楽しく取り組める制作の問題集や教材を選ぶようにしてくださいね!
ご家庭で毎日制作対策に取り組みたい方、お子さん1人で制作や巧緻性対ができる環境を求めている方は、ぜひ「MAGONOTE」もチェックしてみてくださいね!